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2007年11月20日 [激闘ノルマンディ]

シックス・アングルズ別冊第6号「激闘ノルマンディ」のプレオーダー分を、本日発送しました。2冊以上ご注文の方は、明日配達指定(北海道および東北のみ11月22日着)の宅急便で、1冊ご注文の方は、ヤマト運輸のメール便にて発送しました。後者は、1~3日でお手許に届くことと思います。ちなみに、今回のプレオーダー数は、件数で187件、冊数だと210冊で、シックス・アングルズ製品のプレオーダー史上では「クルスク大戦車戦」に次ぐ第二位の記録となりました。冊数が予想以上に多くて、ゆうべは徹夜で封入作業をしていました。


コンポーネントの全景。


本編マップと付録ミニゲーム用マップを連結したところ。連結プレイはできませんが、相互の位置関係は確認できるようになっています。


マップとユニット、チャートのグラフィックは、ほぼ完全に私の意図どおりの色調と質感になっていて、たいへん満足しています(実は、試し刷りの紙と本番の紙では、発色がだいぶ違うので、意図した雰囲気を出すには、過去の経験というデータを参考に、動いている戦車の前方に照準を合わせて撃つような「補正」が必要になるのです)。私が今まで手掛けたシックス・アングルズ製品の中で、作った本人が「ベストのグラフィック」と思っているのは「砂漠のキツネ」なのですが、今回の「激闘ノルマンディ」もそれに負けないくらいの出来ではないかと(愚かにも)自画自賛しているところです。

本誌記事の方も、今回はゲームプレイ関連の記事が多く、お客さんに喜んでいただける誌面になったのではないかと思いますが、1点、非常に恥ずかしい間違いを発見してしまいました。それは、本誌記事の最後にある、オマケユニットとして登場する人物解説のページで、ロートン・コリンズの生没年のところが、レイアウト制作時のダミーとして入れていた「ジョージ・S・パットン」という文字のままになってしまっていました。記事製作をしていた時、ここだけ後で調べようと思って忘れてしまったと思われますが、正しい生没年は以下の画像の通りですので、よろしくお願いいたします(画像は訂正後のデータ)。


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コメント 10

ぽち

本日、届きました。インクの匂いをクンクン嗅いでから、おもむろに地図を開け、うっとりと眺めています。なにもかも申し分ありません。
ただ一つだけ困ったことは、保管用にもう一冊欲しくなってしまったことです。
by ぽち (2007-11-21 21:54) 

ドーチェ

ぽちさん、銘文(迷分)です。自分も同感です。
by ドーチェ (2007-11-22 11:04) 

作戦畑

「ノルマンディ」受領しました。コンポーネントが良い雰囲気です。本誌記事はプレーに役立つものばかりで、充実していると思いました。とりわけドイツ軍の防衛方針三態は、ユニットの配列が図でわかりやすく、他のゲームをプレーする時にも役立つ記事だと思います。
by 作戦畑 (2007-11-22 12:26) 

かわい

本日到着しました。多忙につき開封を見送ったため、内容についてはコメントできませんが、よいお仕事をなさったであろうことは、このブログの記事で承知しておりますので、不安なく積んでおけますね。
by かわい (2007-11-22 22:41) 

Mas-Yamazaki

ぼちさま、ドーチェさま、作戦畑さま、かわいさま: コメントありがとうございます。今回、プレオーダー購入者の方から、以前にも増して数多くの反響をいただきましたが、ゲームプレイ関連記事に対する好意的評価が多く、お客さんがシックス・アングルズに求めておられるものが何か、少し掴めたような気がします。歴史関連記事については、歴史群像(本誌・ムック)という良い媒体があるので、第11号とそれ以降の号では、歴史関連記事よりもゲームプレイ関連記事を充実させる方向で、誌面づくりをしていきたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。
by Mas-Yamazaki (2007-11-25 23:17) 

yoshi

こんにちは、私は戦史が好きで、歴史群像から山崎さん、シックスアングルスを知りました(私のような人間は少数派だと思いますが、、)
私は歴史関連記事をまず最初に読み、デザイナーの意図するルールを考えながら理解していきますのでゲームの奥深さがおもしろいことがあります。
歴史関連記事が一体となっているシックスアングルに魅力を感じ、また
それが山崎さんの真骨頂だと思います。(生意気なこと言ってごめんなさい)
ゲームプレイ関連記事が充実するとページ数の問題で難しいのでしょうか?
by yoshi (2007-11-26 00:08) 

佐々木某

本誌の記事バランスをどうするかは、難しい問題ですね。現状に不満な人は、変える方向を歓迎するだろうし、現状に満足している人は、変える方向を望まないでしょう。ただ、激闘ノルマンディのヒストリカル・ノートは充分に読み応えある「歴史記事」だったと思うので、このレベルが維持される限り、歴史派の皆さんも満足できるものになるのでは?
by 佐々木某 (2007-11-27 12:53) 

sgt_sunders

ボードウォーゲーマーは絶滅方向に向っているので
yoshiさんのようなかたちで新たにウォーゲームにも興味を持ってくれるミリタリーファンが増えるとはうれしいことです。

80年代までは戦史関係の国内書籍が今日ほど充実しておらず、海外からのウォーゲームとその関連雑誌は戦史資料としての意義も大きいものでした。80年代のウォーゲームブームは歴史学者や自衛隊関係者でもないミリタリーファンの知識レベルを引き上げる契機になったと思います(実証研究はしていませんが^^;)。河合秀郎氏、佐藤俊之氏、瀬戸利春氏など歴史群像のライター諸氏にはウォーゲームを嗜まれていた方が少なくありません。

ですから戦史への興味からウォーゲームへ進み、さらにその興味をもっと深くするというのは自然な流れでしょう。そしてウォーゲームにはプレイするという書籍では得られないダイナミックな楽しみとそれに伴う発見がありますので是非末永く親しんでください。
by sgt_sunders (2007-11-27 21:16) 

Mas-Yamazaki

yoshi さま、佐々木某さま: コメントありがとうございます。本誌記事の重点についてですが、ご指摘のとおり、限られた誌面をどのように配分するかについてはいろいろな考え方やご要望があり、こちらを立てればあちらが立たず、という面が多々あるのは確かです。ただ、過去のシックス・アングルズ製品は、ゲームプレイの役に立つ記事よりも、歴史研究的な記事の方が「優勢だった」ことも事実で、今回の「激闘ノルマンディ」に寄せられたお客さんからの反響を知り、今までそういった(ゲームプレイの役に立つ記事を求める)ご要望にそえなかったことを痛感し、これではいけないと考えたわけです。もちろん、私自身が「歴史的背景も込み」でゲームを楽しむ人間なので、本誌の内容が「ゲームプレイの役に立つ記事」だけで占められることはありませんので、その点はご心配なさらぬよう、お伝えしておきます。今後とも、幅広いニーズに少しでも深く対応できるよう、ベストを尽くしますので、ご意見・ご要望など、メールやコメントでぜひお寄せください。よろしくお願いいたします。
by Mas-Yamazaki (2007-12-03 00:01) 

Mas-Yamazaki

sgt_sunders さま: コメントありがとうございます。コメントで書かれている内容は、全く私も同感で、「戦史への興味からウォーゲームへ進み、さらにその興味をもっと深くするというのは自然な流れ」だと思います。シミュレーション・ゲームの歴史研究ツールとしての価値というのは、なかなか説明が難しいテーマで、戦史ファンの人に伝えたいことがうまく表現できずに歯がゆい思いをすることも多いですが、いずれ私も何らかの形で、そういった観点での「シミュレーション・ゲームの歴史研究的プレイ」についての解説書か何かを作りたいと考えています。私自身の能力的な問題で、完成が何年先になるかはわかりませんが…。
by Mas-Yamazaki (2007-12-03 00:05) 

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