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2010年5月26日 [その他(テレビ番組紹介)]

今週も引き続き、原稿執筆とゲラ確認の日々ですが、毎週火曜日夜の『プロフェッショナル』がお休み期間ということで、仕事の刺激になる番組が無くなって寂しい思いをしています。そんな中で、先週の水曜だったか、NHKでお昼にやっている『スタジオパーク』という番組に、書家の紫舟(ししゅう)さんが出演されていました。少し時間が経ってしまいましたが、今日はその話題です。

binotsubo.jpg

(画像はNHKホームページより)
http://www.nhk.or.jp/tsubo/

この方は、『龍馬伝』の題字のほか、鯉が泳ぐ軌跡が墨文字になって立体的に回転するという、息を呑んで見とれてしまうような『美の壺』の美しい題字なども手掛けておられ、前々から興味を持っていたのですが、依頼を受けてから完成に至るまでのプロセスや、ひとつひとつの文字に込めた意味・想いなど、非常に興味深い話が満載で、久々に『プロフェッショナル』的な満足感を得ました。

ryomaden.jpg

(画像はNHKホームページより)
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/

例えば、『龍馬伝』の三文字だと、「馬」の下にある四つの点(足)のひとつが、右の線より外側にはみ出てしまっていますが、これは「枠に収まらない龍馬のエネルギーや躍動感」を表現したものだとか。また、「伝」の下の線が刀のように鋭く、それでいて先端は「止め」になっているのは、剣の達人でありながら「人を斬ったことがない」といわれる龍馬の「峰打ち」「寸止め」を表しているそうです。

NHKの『美の壺』公式サイトには、紫舟さんのページもありました。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/shoka.html

下は、紫舟さんの公式サイト。
http://www.e-sisyu.com/

それにしても、そろそろ息切れする頃かと思いきや、『龍馬伝』の完成度の高さには、毎回唸らされます。前々回、黒光りするクワガタを山内容堂の手に這わせ、服に這わせ、そして茶をすする容堂の首筋に這わせる… あの演出には「参りました」と完全降伏です。そして、前回の武市半平太が妻・お富に初めて本心を打ち明けるシーン。もう表現する言葉もありません。要潤や大泉洋も、こんなに素晴らしい役者さんだったのかと見直しました(「どうでしょう」の大泉さんも好きですが)。毎回ベタ誉めで恐縮ですが、私が「お金(受信料)を払ってもいいから観たい」と思える番組は、現在のところ、これだけです。
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