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2012年7月6日 [ミッドウェー/日本海海戦]

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ご存知の方も多いかと思いますが、本日(7月6日)、『歴史群像』誌の最新号が、学研パブリッシングさんより発売されました。1992年の同誌創刊から、今年で創刊20周年の記念イベントということで、一冊のほとんどの記事が帝国海軍に関連する内容で占められた上、2人用の「ミッドウェー海戦」と1人用の「日本海海戦」という2つの帝国海軍ものボードゲームが、厚紙打ち抜き駒付きで収録されているという、超豪華仕様です。

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同誌の目次。特集だけでなく、西洋戦史や教範、戦国のお城や水軍、戦史関連の料理紹介まで、まさに海軍づくし。特に巻頭カラーのCG彩色企画は圧巻! 全9ページですが、初めて見るような鮮烈なイメージばかりで、見開きの「最終艤装中の戦艦『大和』」は大型のポスターにしてもらいたいと思うほどの仕上がり。一人一人の作業員が、今にも動き出しそうな臨場感。

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こちらは今回の私の担当記事「旅順港奇襲作戦の蹉跌」。日露戦争本では軽くスルーされることの多い、開戦劈頭の旅順港への奇襲攻撃とその背景がテーマです。東郷平八郎の指揮とは、実際にはどのようなものであったのか?

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付録ゲームについては、既に以前の記事で何度もご紹介していますが、いよいよ皆さんに遊んでいただける日が来ました。『歴史群像』最新号は、税込み価格1150円、全国の書店で発売中です。

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コメント 4

Sugar Pie Guy

昨日、この本を書籍店で発見購入。
ルールを読んで感心し、ネットでこちらにまいりました。

ワタクシは30年ほど前にウォーシミュレーションゲームを遊んでいましたが、その後ドイツボードゲームに興味が移り、歴史群像を購入したのも、現在のウォーシミュはどうなっているのだろうという興味からでした。

ワタクシの古い概念。スタックがあり、移動ルールがあり---が根底から違っており、またルールを読んだだけで索敵に絞ったゲーム性の高さが伺え、一種驚愕を感じております。

「ミッドウェイ海戦」のプレイ記からすると、史実のように一方的な戦いとはならず、熾烈な削りあいになるのかなと思いますが、ゲームとしておもしろそうです。

まずは「日本海海戦」を遊びます(笑)
by Sugar Pie Guy (2012-07-16 07:58) 

Mas-Yamazaki

Sugar Pie Guyさま: コメントありがとうございます。昔にこの種の戦史関連の「ウォーシミュレーションゲーム」をされていた方が、今回の付録ゲームを見て「懐かしく思いながらプレイした」という声をいくつも見聞きしており、デザイナーとして感慨深いものがあります。ご指摘のとおり、一般的な「ウォーシミュレーションゲーム」とは違うアプローチでデザインしたゲームですが(その理由については7月17日の記事をご覧ください)、ぜひ「指揮官の決断」を楽しんでいただければと思います。
by Mas-Yamazaki (2012-07-17 20:13) 

Sugar Pie Guy

ありがとうございます。

ドイツを中心としたボードゲームでも稀ですがウォーシミュレーション風のものがあります。
既にご存じかと思いますが、ご参考になればと紹介いたします。

★メモワール44
ヘックスを使ったウォーシミュの戦闘システムを簡易化したゲーム。
ただ簡易化を優先し、リアリティがなくなっているのが虻蜂取らずな気はします。
所有していますがお蔵入り状態です(笑)
http://www.geocities.jp/t_nakuto/bgeme07/bgeme320.html

★インペリアル
戦争をテーマとしながらプレイヤーは各国に資本投下する財閥(ユダヤか)を担当します。資本投下比率が高いとその国の政策を決定できますがリスクも負うので、早めに資本を引き上げたり---(多人数プレイです)
http://oyazee.blog54.fc2.com/blog-entry-16.html

★数エーカーの雪
昨年入手したゲームですが、非常に気に入っておりよくプレイします。
北米植民地の覇をフランスと英国が争います。
カードのデッキ構築によるシステムはシミュレーションではないのですが、実はよく実情を反映しています。とにかくゲームとしておもしろく、これは何度もプレイしております。
http://fu-ka.livedoor.biz/archives/1642248.html

by Sugar Pie Guy (2012-07-25 12:28) 

Mas-Yamazaki

Sugar Pie Guyさま: コメントならびにゲームのご紹介ありがとうございます。『メモワール44』は、知人のゲーマーが息子さんとよくプレイしているという話を聞いたことがあります。『インペリアル』と『数エーカーの雪』は初めて知りましたが、前者は「投機」の要素が興味深いですね。

いわゆるドイツゲームの中では、『フレスコ』という絵画修復のボードゲームを少し前にプレイしましたが、なかなか楽しめました。妻や姪も気に入った様子でした。
by Mas-Yamazaki (2012-08-02 22:34) 

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