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2012年8月25日 [その他(雑感・私生活など)]

諸々の仕事が一段落したこともあり、昨日は久しぶりに京都へ小旅行に行ってきました。今回のテーマは、坂本龍馬ゆかりの地を訪ねる、というもの。写真もたくさん撮ってきました。

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まずは伏見の「寺田屋」へ。脱藩浪人時代の龍馬の潜伏場所ですが、元は宇治川に通じる専用の船着き場を持つ船宿で、1866年に捕まりそうになった時の弾痕なども柱に残っています(実際は鳥羽伏見の戦いで一度焼失し、明治に入って再建された建物という説が現在では有力ですが)。

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寺田屋は現在でも素泊まりの宿として宿泊できます(一泊6500円、平日のみ)。

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(笑)

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見学中のおっさんども「この階段を、全裸のお龍さんが…(想像)」

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お昼は「鳥せい」本店で鳥めし定食を。清酒「神聖」の蔵元が経営する美味しい鶏料理のお店です。

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その後、京阪で三条へ移動し、鴨川の橋を越えて高瀬川周辺の見どころへ。「武市半平太寓居跡」は今では石碑だけですが、NHK『龍馬伝』での妻・富さんとの最後の朝げのシーンは、今でも思い出すと目が濡れます。

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池田屋騒動で有名な宿「池田屋」は、紆余曲折を経て(?)今では「海鮮茶屋 池田屋」としてリニューアル営業中。

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龍馬が「才谷梅太郎」の偽名で潜伏していた材木商「酢屋」。現在も材木の商いを手広く続けており(倉庫は二条にあるらしい)、この場所は1階が木の工芸品ショップ、2階が龍馬関係の展示室となっています。

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1867年に龍馬と中岡慎太郎が襲撃されて命を落とした「近江屋」跡。現在はコンビニで、石碑と看板のみ。

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河原町から西へ「六角通り(シックス・アングルズ・ストリート)」沿いに歩く。街路表示の看板も六角デザイン。その行く手にあるのは…

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その名も「六角堂(シックス・アングルズ堂)」。聖徳太子が夢のお告げに従って立てたという六角形のお堂がメインですが、本堂の金網から金具、京の中心ともいわれる「へそ石」など、その名の通りの六角アイテムが目白押しで、六角形好きにはたまらないスポット(または聖地)です。

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屋根瓦にも「六角堂」の文字が。ひとつ欲しい…。

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六角づくしを堪能した後、地下鉄で二条に移動し、映画『るろうに剣心』を観賞。この作品は、大ヒットした漫画/アニメの実写版ということですが、どちらも私は全く見たことがありません。私の場合、監督・大友啓史、音楽・佐藤直紀、出演・佐藤健、香川照之、青木崇高、蒼井優というNHK大河ドラマ『龍馬伝』のチームが再結集し、そこに『天地人』の織田信長役での強烈な印象が今も記憶に残る吉川晃司や、最近さらに渋さを増してきた江口洋介らが加わったら、一体どんな作品に仕上がっているんだろう、という「新しいステージの大友作品」への期待がメインで観に行きました。

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画像は映画『るろうに剣心』公式サイトより。

公開中の作品ということで、内容についてはここでは詳しく触れませんが(敢えてひとつだけ書くと、オープニングは凄まじい緊迫感の「鳥羽伏見の戦い」)、期待を裏切らない第一級の仕上がりだと感じて大いに満足しました。もし「漫画/アニメの実写版」という点で軟弱な印象を持たれている方がおられたら、その種の先入観を一切排して、ストーリーの予備知識も可能な限りゼロの状態で一本の「プロフェッショナルなエンターテイメント作品」として観られることをお薦めします。『龍馬伝』『ハゲタカ』など、NHKの数々のドラマで定評のある「大友組」ですが、この映画はシリアスな連続ドラマとは全く違う娯楽性の境地を切り開いたようで、2時間15分、時間を忘れて物語に没頭させてくれる作品です。

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映画が終わった時、午後6時を回っていましたが、次の約束まで少し時間があったので、夕暮れの渡月橋を眺めにJRで嵯峨嵐山へ。この時間帯だと、観光バスで来た団体客の姿はほとんどなく、宿でくつろいで夕食前の散歩に出てきたような軽装の人の波と入れ替わっています。

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一日の最後は、ゲーム仲間のtakoba39714さん、ぐちーずさんと京都駅そばのお店で呑み会。身の締まった鱧料理や生麩などの京料理を味わいながら、楽しく過ごしました。歴史群像付録「ミッドウェー海戦」のウォーゲーマー向け追加ルールなども話題に上りましたが、もし何か独自に考案された方がおられましたら、ぜひお知らせください。

ということで、久々の京都見物を満喫し、エネルギーをたっぷり充電できました。9月と10月は、光人社さんの文庫本の執筆(テーマは後日発表します)を中心に、学研さん『歴史群像』誌次号の担当記事執筆と、シックス・アングルズ別冊第9号『独ソ戦コレクション2: 突撃レニングラード&突撃スターリングラード』の制作作業を進める予定です。
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