2013年8月9日 [パンツァークリーク]
久々の更新です。このところ尋常でない猛暑が続いていますが、シックス・アングルズ別冊第10号『パンツァークリーク』の制作作業は、比較的順調に進んでいます。今日は、このゲームで重要な役割を演じる将軍(リーダー)ユニットの見本画像をご紹介します。
『パンツァークリーク』に登場する将軍は、ドイツ軍が18人、ルーマニア軍が1人、イタリア軍が1人、ソ連軍が22人で、ユニットには将軍の名前と顔写真、指揮能力(追加戦闘力)、許容移動力および「ZOCなし」を示す三角印が印刷されています。追加戦闘力は、味方ユニットとスタックして戦闘に参加する際に、自軍の戦闘力合計に加算することのできる数値です。
ちなみに、ドイツ国防軍の装甲師団は最強で戦闘力13(SS装甲師団は16)、ソ連軍は親衛機械化軍団が戦闘力10ですが、将軍が加算できるのは「スタックしている味方戦闘ユニットの戦闘力合計」が上限となっています。例えば、指揮能力13のマンシュタインが、戦闘力5の歩兵師団とスタックしている場合、13+5で18ではなく、5+5で10戦闘力となります。従って、有能な将軍は必然的に、戦闘力の高い精鋭部隊とスタックして作戦を行うことになります。
また、将軍ユニットが戦闘に参加していれば、解決時のサイの目に修正を適用できます。この修正が実は重要で、サイの目にプラスの修正が適用された攻撃では、そうでない場合よりも「突破(ブレイクスルー)」の戦闘結果が出やすくなります。
突破とは、その攻撃に参加した味方の機械化ユニットに隣接する別の機械化ユニットが、臨時の予備兵力として移動と戦闘を行えるというもので、これを上手く使えば敵の縦深防御を1回の戦闘フェイズで突破することも可能になります。逆に言えば、将軍が少ない戦域では、あまり突破の戦闘結果が発生しないので、ゲームマップ全体を見渡した時に、両軍の将軍ユニットが集まっている場所が、勝敗の鍵を握る激戦地ということになります。
ドイツ軍で最も優秀な将軍は、マンシュタインとグデーリアン、ホート、ハウサー、バルクの5人(いずれも指揮能力13)で、ソ連側はヴァトゥーティンの指揮能力9が最優秀です。OSG版もアバロンヒル版も、将軍ユニットは数字と名前だけの味気ないデザインでしたが、今回のシックス・アングルズ版では『パンツァークリーク』の華とも言うべき将軍ユニットの見栄えを良くすべく、それぞれの将軍の「いい顔の写真」を探してあしらってみました。
お盆休みに、石田さんと次のテストを行う予定です。次回は、ドニエプル川の戦いカ、コルスン包囲戦のシナリオで展開を確認しつつ、ルールの不備な点の洗い出しと明確化/補足を追加していきます。発売は、9月下旬または10月上旬の予定です。興味のある方は、ぜひお楽しみに。
『パンツァークリーク』に登場する将軍は、ドイツ軍が18人、ルーマニア軍が1人、イタリア軍が1人、ソ連軍が22人で、ユニットには将軍の名前と顔写真、指揮能力(追加戦闘力)、許容移動力および「ZOCなし」を示す三角印が印刷されています。追加戦闘力は、味方ユニットとスタックして戦闘に参加する際に、自軍の戦闘力合計に加算することのできる数値です。
ちなみに、ドイツ国防軍の装甲師団は最強で戦闘力13(SS装甲師団は16)、ソ連軍は親衛機械化軍団が戦闘力10ですが、将軍が加算できるのは「スタックしている味方戦闘ユニットの戦闘力合計」が上限となっています。例えば、指揮能力13のマンシュタインが、戦闘力5の歩兵師団とスタックしている場合、13+5で18ではなく、5+5で10戦闘力となります。従って、有能な将軍は必然的に、戦闘力の高い精鋭部隊とスタックして作戦を行うことになります。
また、将軍ユニットが戦闘に参加していれば、解決時のサイの目に修正を適用できます。この修正が実は重要で、サイの目にプラスの修正が適用された攻撃では、そうでない場合よりも「突破(ブレイクスルー)」の戦闘結果が出やすくなります。
突破とは、その攻撃に参加した味方の機械化ユニットに隣接する別の機械化ユニットが、臨時の予備兵力として移動と戦闘を行えるというもので、これを上手く使えば敵の縦深防御を1回の戦闘フェイズで突破することも可能になります。逆に言えば、将軍が少ない戦域では、あまり突破の戦闘結果が発生しないので、ゲームマップ全体を見渡した時に、両軍の将軍ユニットが集まっている場所が、勝敗の鍵を握る激戦地ということになります。
ドイツ軍で最も優秀な将軍は、マンシュタインとグデーリアン、ホート、ハウサー、バルクの5人(いずれも指揮能力13)で、ソ連側はヴァトゥーティンの指揮能力9が最優秀です。OSG版もアバロンヒル版も、将軍ユニットは数字と名前だけの味気ないデザインでしたが、今回のシックス・アングルズ版では『パンツァークリーク』の華とも言うべき将軍ユニットの見栄えを良くすべく、それぞれの将軍の「いい顔の写真」を探してあしらってみました。
お盆休みに、石田さんと次のテストを行う予定です。次回は、ドニエプル川の戦いカ、コルスン包囲戦のシナリオで展開を確認しつつ、ルールの不備な点の洗い出しと明確化/補足を追加していきます。発売は、9月下旬または10月上旬の予定です。興味のある方は、ぜひお楽しみに。
2013-08-09 17:57
nice!(0)
コメント(3)
人名が読みづらく感じます。
レイアウトはこれで確定なのでしょうか…
by それがし (2013-08-10 07:33)
AH版を持っていますが、リーダーユニットは写真入りの方が断然イイと思います! 発売が待ち遠しいです。
by 作戦級の僕 (2013-08-11 23:41)
それがしさま、作戦級の僕さま:コメントありがとうございます。将軍ユニットのデザインについては、レイアウトでいろいろ悩みましたが、表面は写真優先の配置とすることにしました。ただ、裏面は空いているので、OSG/AH版と同様、数値と名前だけのバージョンを入れる予定です。こちらは、原版と同じく将軍の名前は横置きです。
by Mas-Yamazaki (2013-08-17 22:48)