2015年5月14日 [その他(戦史研究関係)]
今日も告知です。六角堂出版のアマゾンKindle版電子書籍第61巻『勃発!第一次世界大戦への道』と、第62巻『オスマン帝国と第一次大戦』が発売中です。開戦100年後の昨年、『歴史群像』誌に寄稿した3部作の第二弾と第三弾です。
第一次世界大戦はなぜ、どのようにして勃発したのか。今回の主役は、ドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム二世で、彼の野心と思惑、そしてドイツ陸軍参謀本部がこの大戦争に備えて準備した「シュリーフェン計画」の変遷について、わかりやすく解説しています。
こちらは、「英仏露対独」という図式で語られることの多い第一次大戦を、第三の同盟国オスマン側の視点から読み解きます。イラク問題、シリア問題、パレスチナ/イスラエル問題も、原点は第一次大戦におけるオスマンの敗北とその戦後処理にあります。
昨日(5月13日)の20時19分に撮影した画像。『オスマン帝国と第一次大戦』が、アマゾンKindleの「軍事」カテゴリーで一位になっています。『第一次世界大戦への道』と『勃発!第一次世界大戦への道』も、3位と4位。表彰台独占は逃しましたが、相手が名著『失敗の本質』では、致し方ありません。
こちらは、昨日の21時58分に撮影した画像。アマゾンKindleの「世界史」カテゴリーで、『オスマン帝国と第一次大戦』と『第一次世界大戦への道』が、2位と3位。塩野七生先生のローマ史ものが並ぶ中に食い込んで健闘しています。『勃発!第一次世界大戦への道』も、ポイント圏内の7位でした。
ちなみに、電子書籍第41巻『アラビアのロレンス』も、第一次大戦期にアラブ反乱軍を支援してオスマン軍と戦った英軍将校ロレンスの活動について解説しています。『オスマン帝国と第一次大戦』と併せてお読みになれば、より理解が深まるかと思います。
電子書籍の今後の予定は、第63巻が『キューバ危機 1962』で、以下『インドシナ戦争』『ベトナム戦争』『ラオス・カンボジア内戦』『オデッサ包囲戦』『ドイツ空軍の第二次大戦』『聖地エルサレム攻防戦』『イラク原子炉を破壊せよ』などが候補です(多少変動する可能性があります)。
上のページにある小さい表紙の画像をクリックすると、アマゾンの商品ページが開きます。無料の専用アプリをインストールすれば、スマホでもタブレットでも、MacでもWindowsでも読めます。
電子書籍の表紙カラーは、緑が第二次大戦より前、青が第二次大戦、赤が第二次大戦より後、グレーがこの三つに収まらないもの、という分類ですが、青とグレーが近くて違いが明確でないので、早急に、違いがはっきりと分かるグレーに変更します。
さて、前回の記事で触れた、『歴史群像』誌最新号のパウル・カレルに関する記事の「感想文」は、次回の更新で掲載する予定です。雑誌の売り上げへの良くない影響を懸念して、発売日から少し時間を置いていますが、あまり時間が経ちすぎると、逆に別の種類の「悪影響」が広まって定着してしまうと思えるので、初動の売れ行きがピークを過ぎた頃合いに「二の矢」を継いで、セールスの盛り返しに貢献できたら理想的です。
パウル・カレルについて書いた5年前の記事では、個人名など具体的な言及は避けて、控えめに「自分の立場と方針の説明」だけを行うに留めましたが、今回は二度目ということもあり、そのような手加減は一切せず、個人名も挙げて徹底的に「パウル・カレル全否定説」の問題点の指摘を行います。関連する写真なども豊富に盛り込んだ、少し長い記事になります。この問題に関心のある方は、ぜひご期待ください。
勃発!第一次世界大戦への道
第一次世界大戦はなぜ、どのようにして勃発したのか。今回の主役は、ドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム二世で、彼の野心と思惑、そしてドイツ陸軍参謀本部がこの大戦争に備えて準備した「シュリーフェン計画」の変遷について、わかりやすく解説しています。
オスマン帝国と第一次大戦
こちらは、「英仏露対独」という図式で語られることの多い第一次大戦を、第三の同盟国オスマン側の視点から読み解きます。イラク問題、シリア問題、パレスチナ/イスラエル問題も、原点は第一次大戦におけるオスマンの敗北とその戦後処理にあります。
昨日(5月13日)の20時19分に撮影した画像。『オスマン帝国と第一次大戦』が、アマゾンKindleの「軍事」カテゴリーで一位になっています。『第一次世界大戦への道』と『勃発!第一次世界大戦への道』も、3位と4位。表彰台独占は逃しましたが、相手が名著『失敗の本質』では、致し方ありません。
こちらは、昨日の21時58分に撮影した画像。アマゾンKindleの「世界史」カテゴリーで、『オスマン帝国と第一次大戦』と『第一次世界大戦への道』が、2位と3位。塩野七生先生のローマ史ものが並ぶ中に食い込んで健闘しています。『勃発!第一次世界大戦への道』も、ポイント圏内の7位でした。
ちなみに、電子書籍第41巻『アラビアのロレンス』も、第一次大戦期にアラブ反乱軍を支援してオスマン軍と戦った英軍将校ロレンスの活動について解説しています。『オスマン帝国と第一次大戦』と併せてお読みになれば、より理解が深まるかと思います。
アラビアのロレンス
電子書籍の今後の予定は、第63巻が『キューバ危機 1962』で、以下『インドシナ戦争』『ベトナム戦争』『ラオス・カンボジア内戦』『オデッサ包囲戦』『ドイツ空軍の第二次大戦』『聖地エルサレム攻防戦』『イラク原子炉を破壊せよ』などが候補です(多少変動する可能性があります)。
電子書籍のカタログページ
上のページにある小さい表紙の画像をクリックすると、アマゾンの商品ページが開きます。無料の専用アプリをインストールすれば、スマホでもタブレットでも、MacでもWindowsでも読めます。
電子書籍の表紙カラーは、緑が第二次大戦より前、青が第二次大戦、赤が第二次大戦より後、グレーがこの三つに収まらないもの、という分類ですが、青とグレーが近くて違いが明確でないので、早急に、違いがはっきりと分かるグレーに変更します。
さて、前回の記事で触れた、『歴史群像』誌最新号のパウル・カレルに関する記事の「感想文」は、次回の更新で掲載する予定です。雑誌の売り上げへの良くない影響を懸念して、発売日から少し時間を置いていますが、あまり時間が経ちすぎると、逆に別の種類の「悪影響」が広まって定着してしまうと思えるので、初動の売れ行きがピークを過ぎた頃合いに「二の矢」を継いで、セールスの盛り返しに貢献できたら理想的です。
パウル・カレルについて書いた5年前の記事では、個人名など具体的な言及は避けて、控えめに「自分の立場と方針の説明」だけを行うに留めましたが、今回は二度目ということもあり、そのような手加減は一切せず、個人名も挙げて徹底的に「パウル・カレル全否定説」の問題点の指摘を行います。関連する写真なども豊富に盛り込んだ、少し長い記事になります。この問題に関心のある方は、ぜひご期待ください。
2015-05-14 22:20
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コメント(3)
いつも、先生の記事を楽しみに読んでいます。
以前、コマンドマガジンに載せた記事「ノルマンディのロシア人」なども
kindleにて販売予定だとこちらのブログに書かれていたかと思います。
コマンドマガジンは国会図書館にも途中からしか所蔵されていないので
初期の記事は貴重だと思います。
お忙しいかもしれませんが、ぜひkindleにて販売していただきたいです。
by フリデリスク (2015-05-16 21:09)
フリデリスクさま:コメントありがとうございます。『ノルマンディのロシア人』ですが、前から電子書籍の候補には挙げている一方、『歴史群像』誌の記事企画として「ウラソフ(ヴラーソフ)とロシア解放軍」の案も上がっており、どうしようかと迷っているところです。先に『ノルマンディのロシア人』を電子書籍で出してしまうと、『歴史群像』誌の記事企画が潰れてしまうかもしれないので…。
ということで、少々特殊な事情がありまして、もうしばらくお待ちいただければと思います。ちなみに『ラオル・ワレンバーグ』についても、同様の事情で電子書籍版を保留にしています。
by Mas-Yamazaki (2015-05-22 23:23)
戦前回帰,昨日一気読みさせていただきました.時節柄大変重要な一冊になると思います.お疲れ様でございましたm(__)m
by 宮崎天平 (2015-09-10 09:41)