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2018年9月28日 [その他(雑感・私生活など)]

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2018年も、ほぼ4分の3が過ぎ去りましたが、いくつか告知です。

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まず、『歴史群像』(学研)の第151号が9月6日に刊行されました。今号の私の担当記事は「ビルマの第二次大戦」で、太平洋戦争とその前後の時期におけるビルマ(現ミャンマー)の動向を俯瞰的に描き出す内容です。当時の日本軍にとって大きな関心事だった「ビルマ・ルート」の実情や特務機関「南機関」の活動についても解説しています。

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太平洋戦争最中の1943年8月、日本は「大東亜共栄圏」の範疇でビルマの独立を認めましたが、秘密軍事協定により、日本軍は引き続きビルマ領内で自由に駐留し、そこから周辺地域への軍事作戦を行う権利を保持し続けました。当然、ビルマ側では日本に対する失望が広がり、1945年3月の対日反乱へと繋がっていきます。

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現在の日本の一部では、「東南アジアの植民地は日本軍のおかげで独立できた」というような雑な歴史認識が声高に語られていますが、その実情はどのようなものであったかについても、参考にしていただければ幸いです。

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最新号の読者コーナーでは、前号(第150号)の付録ボードゲームに対する反応の数々がたくさん掲載されていました。編集/制作サイドの予想を超える大反響で、企画としては大成功でした。昔ウォーゲームをプレイしていたという人も、やはり読者の中に多かったようです。

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モスクワ攻防戦」も「バルジの戦い」も、戦史の雰囲気を味わいながら手軽にプレイできるボードゲームなので、ぜひ長く楽しんでください。



中旬の9月15日から19日までは、横浜と東京に行っていました。年内脱稿予定の本二冊と雑誌記事の打ち合わせ、諸々の取材と会食に加えて、隣町珈琲で平川克美さんと「ラジオデイズ」の収録も行いました。

特別対談 ジャーナリズムと自立性(ラジオデイズ)

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ラジオデイズ」は、1本515円のネット音源です。平川さんとお話させていただくのは三度目でしたが、今回の対談の中で出た話題は、次のようなものでした。

・沖縄県知事選での公明党の動き方 ・安倍政権が内部から崩壊する可能性 ・トランプとともにレームダック化する可能性のある安倍政権 ・ソ連時代の政策を継承している今一番恐い政治家プーチン ・政治的な正論を言い続けていることのジレンマ ・社会の中での当事者意識が希薄化している日本人 ・今回の自民党総裁選で露呈したこと ・風化していく正論 ・当事者意識が極端に薄れたメディア ・抵抗のないジャーナリズム/ジャーナリズムの起源 ・報道の中立より大切な報道の自立性 ・破壊された見えない資産としての「文化資本」 などなど

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横浜では、16日の午前にYSGAさんの例会場に少し顔出ししたあと、古い友人二人と久しぶりに会い、GMTゲームズのシミュレーション・ゲーム「オランダ'44」(映画『遠すぎた橋』で有名な、1944年9月の「マーケット・ガーデン作戦」がテーマ)を3人でプレイしながら、積もる話に花を咲かせました。

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私はアメリカ軍を担当しましたが、幸運に恵まれ、ソン橋とベスト橋を無傷で確保したほか、ナイメーヘンを早期に完全制圧し、対岸にも橋頭堡を築くことに成功しました(ただしフェーヘルの橋を落とされました)。



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東京最終日の19日は、夕方から新幹線の時間(午後7時30分)まで、友人の記者と会食の約束をしていましたが、移動中の電車の窓から秋葉原の歩道橋に人がたかっているのを見つけ、急遽予定を変更して一緒に「安倍晋三候補の演説会」を見に行きました。

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自民党の総裁選で、現職の安倍氏側があれほどの恫喝と脅迫を行ったにもかかわらず、党員算定票の結果は安倍224票対石破181票という結果となりました。議員の石破票は73票。非議員の党員の45%、全投票者中の254人が、安倍氏の恫喝と脅迫を無視したことになります。歴史が教える通り、恫喝では人を支配できません。むしろ、長期的には自分の足元を揺るがすことになります。

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私も以前「オレに刃向かった奴は絶対許さない」という執念深い人に、運悪く関わってしまったことがあります。派閥のような徒党を組んで、執拗に悪口を流して潰そうとする。しかし実際には、そんな人間の影響力は見かけほど大きくはありません。悪意丸出しの中傷は逆に周囲を呆れさせ、それを流す側が信用をなくします。

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「あの人を敵に回したらこの業界で生きていけない」と周囲が言う相手とも衝突しましたが、全然そんな展開にはなりませんでした。威圧感を醸し出し、周囲にそう信じ込ませるのも一つの才能でしょうが、それを信じてしまう人が思っているほど世界は小さくありません。世界は大きくて広い。萎縮しなければ乗り越えられます。会社や団体などで、理不尽なパワハラに直面している人は、どうか挫けずに、心を強く持ってください。



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年内の残り三か月は、上記の本二冊と『歴史群像』誌次々号の記事執筆(次号の担当記事「ウラーソフとロシア解放軍(仮)」は既に編集部に送信済み)に没頭する予定ですが、取材を兼ねて韓国に行く予定もあり、朝鮮半島の南北首脳会談の行方にも注目しています。

1950年に始まった朝鮮戦争の終戦合意が成立し、地球上に残る、東西冷戦の最後の最前線とも言える38度線に平和が訪れるのか。戦史・紛争史研究家として、興味深く見守りたいと思います。


【おまけ】

東京滞在中に食べた美味しいもの。今回はシーフードを多くいただきました。

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