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2015年9月9日 [アルンヘムへの道]

今日はまず告知から。 『歴史群像』誌最新号(第133号)が発売されました。

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私の担当記事は「グルジア紛争史」で、北京五輪の裏で行われた2008年のグルジア紛争を、その背景も含めて解説しています。メドベージェフ大統領・プーチン首相時代の出来事ですが、基本的にはプーチン路線の一環でした。

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ロシアはグルジア領内の南オセチアとアブハジアを「自国の準領土」のように扱い、政治・経済・軍事の各分野で庇護下に置いて、事実上グルジアから切り離すことに成功しました。この構図は、2014年のクリミア併合や、東ウクライナで進行中の「ドネツク」「ルガンスク」紛争とも通じるものがあります。

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さて、このところ原稿書きの仕事に追われて、脳の「執筆部門」がかなり疲弊していたので、新作『アルンヘムへの道』(シックス・アングルズ第17号付録予定)のゲームマップの制作作業を少し進めました。こういう作業はけっこう効果的で、散歩や旅行に行くのと同じような脳内リフレッシュ効果を得られます。画像は作業中なので、林の「植林」が南部ではまだ行われていません。

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アルンヘムへの道』は、マーケット・ガーデン作戦全体を扱う作戦級/作戦戦術級ゲーム。マップのスケールは、作戦マップが1ヘクス2km、アルンヘム拡大マップが800メートル。ユニットの規模は、作戦マップが連隊/大隊、拡大マップが大隊/中隊の予定です。まずは第16号『ベルリン陥落 1945』の仕上げが先なので、本格的なデザインとディヴェロップ作業はまだ先になりますが、こういう切り口のゲームはまだ出ていないと思います。興味のある方はぜひ楽しみにしていてください。

ベルリン陥落 1945』のテストも、終盤に入ってバランス調整段階です。両プレイヤーが勝利条件を目指して合理的判断でプレイすることで、デザイナーのイメージする「ベルリン最終戦」の様相がゲームマップ上で無理なく再現できるよう、勝利得点の獲得条件についてもいろいろと工夫を凝らしています。

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