SSブログ
クルスク大戦車戦 ブログトップ
- | 次の10件

2005年11月29日 [クルスク大戦車戦]

「クルスク大戦車戦」ユニットシートがほぼ完成しました。見本画像は
数日中に公開しようと思いますが、その前に、最新版の地図の画像を
お見せします。前回の塹壕線は、デザイン的には悪くないと自分では
思うのですが、原寸でプリントアウトしたものを見ると、どうも「SPIらしさ」
に欠けるような気がしたので、塹壕のデザインを一新してみました。

SPIのサイモンセン氏のタッチは、シンプルな図形シンボルで簡潔に
情報を表現するというものだったと思うので、この新しいデザインの方が
「SPIらしさ」は出ているのではないか、と思います。画面で見ると
ちょっとゴチャゴチャしているように見えるかもしれませんが、原寸大の
マップを少し離れた位置から(プレイ中のプレイヤーの視点から)見ると
それぞれの地形シンボルが程よくマッチしているので、これを最終版に
しようと考えています。斜面の地形も、稜線に線を入れて目立つように
修正しました。マップ外の空きスペースには、ゲームターン表示欄、
地形効果表、両軍の勝利得点/補充ポイント表示欄のほか、ドイツ軍
の砲兵/対戦車砲ポイント表示欄を入れました。SPI版では、独軍の
砲兵と対戦車砲は戦闘のたびに使用ポイントを決定し、それを紙に
書いて記録しなければなりませんでしたが、日本版では各司令部ごと
に1個、砲兵と対戦車砲マーカーを用意して、使用するたびにトラック上
で数値を減少させるようにしました。


2005年11月26日 [クルスク大戦車戦]

引き続き、「クルスク大戦車戦」のユニットおよび展開表と格闘中です。
SPI版をお持ちの方でも、5月シナリオや8月シナリオをプレイされた方は
おそらく少ないのではないかと思いますが、今回の日本版ではその元凶
の1つと思われる「複雑怪奇なIDレター」方式による分類を廃止し、各シ
ナリオごとに展開表/増援表を作って、開始時のユニット数値(ステップ)
と使用/不使用ユニットの区別を一目でつけられるように変更しました。
いつものように自画自賛になりますが(苦笑)、これはプレイアビリティ
向上という面でかなり効果的な改善点になるのではないかと思います。
もちろんユニットの駒にも、各シナリオ開始時の状態を示す「5」「7」「8」
「All」などの記号を入れて、分類・整理の利便性を向上させています。

私は、このゲームに対する「複雑なゲーム」という印象はこうしたプレイ
の準備段階での煩雑さによるところが大きいと考えていますので、
今回の日本版は「プレイできる作戦級ゲーム」として、特に5月シナリオ
や8月シナリオを楽しんでいただければと思います(もちろん、史実の
クルスク戦研究のツールとして、本ゲームの7月シナリオは最適です)。
なお、SPI版をお持ちの方からの改善案やご意見・ご要望はひき続き
承っておりますので、何かありましたらぜひお知らせください。ちなみに
駒シートを印刷所に入稿するのは、12月10日頃の予定ですので、
それまでならマーカーの追加や変更、ユニットの追加なども可能です。


2005年11月24日 [クルスク大戦車戦]

「バルジの戦い」と「パウルス第6軍」の訂正と明確化を、ホームページ
に追加しました。ゲームをお持ちの方は、参考にしてください。

「クルスク大戦車戦」の表紙ができました。SPI版のイメージを保ちつつ
プラスαの要素を加えてあります。現在、ユニットの製作を進めていま
すが、一般的なゲームに比べて考慮しなければならない要素が異様に
多いので、頭が痛いです。


2005年11月7日 [クルスク大戦車戦]

「クルスク大戦車戦」マップの改訂版です。まだ最終ではありませんが…。

塹壕のギザギザシンボルは、使用法に注意しないと異様にうるさい
マップになってしまうのですが、この程度なら許容範囲内でしょうか。

平地を草色に、というアイデアは、まだ試していませんが、全体の
カラーバランスを見て判断する必要があるので、林や湿地との色味
のバランスをどう取るかが難しいところです(全体が青々した感じに
なってしまう恐れがあります)。また何か、お気づきの点などありましたら
コメントを付けてください。全てご意見どおりには作れないかもしれません
が、できる限り参考にさせていただきます。


2005年11月5日 [クルスク大戦車戦]

「パウルス第6軍」と「バルジの戦い」について、いくつかのエラータが
見つかりました。そのうちの2つは、両ゲームのユニットの訂正です。
購入してくださった皆さん、申し訳ありませんでした。
http://www.mas-yamazaki.net/sixangles.html

訂正ユニットは、次号(第11号)のシックス・アングルズに収録する
予定ですが、それを買われない方のことも考え、訂正ユニットの画像を
ネット上で配信することにしました。最初、解像度350dpiのJPEG画像
(350dpiは一般にカラー印刷の標準解像度です)で作ってみたのですが
フォトレタッチソフトなどで解像度とサイズの比率を調整しないと、
72dpiの大きな画像として印刷されてしまうことがわかり、PDF画像で
作り直しました。お店で売っているラベルシートに印刷して、余白を切り
取った後、ブランクカウンターに貼って使用していただければと思います。

あと、おととい公開しましたクルスクのマップですが、塹壕線のシンボル
がえらく不評のようです(苦笑)。とりあえず、地形が多いのでなるべく
シンプルな表現の方がいいかと思ったんですが「シンプルすぎて何を
表すシンボルなのかわからない」「もっと塹壕のイメージが湧くものを」
というコメントとメールを多数いただきました。現在、歴史群像の原稿を
執筆中で(テーマはレバノン紛争)、11月14日から一週間ほど日本を
離れる予定なので(大事なプライベートの用事です)、
それまでに新しいものをアップできるかどうかはわかりませんが、
「バルジの戦い」の西方防壁のシンボルを小さく(細く)したものを使って
塹壕線のシンボルを作り直しますので、しばらくお待ちください。


2005年11月3日 [クルスク大戦車戦]

別冊第3号「クルスク大戦車戦」の製作途中のマップ画像です。

SPI版で見にくいと不評だった▲印の塹壕線のシンボルを変更しました。
線一本と線二本で見分けがつくようになっていて、指向性は点点の位置
で判別します。同じく、SPI版では混同することの多かった単線と複線の
鉄道線も、太さを変えることですぐ判別できるようにしました。

苦労したのは斜面の表現ですが、現状ではやや弱いようなので
他の地形とのバランスを考えながら、少しだけ濃くする予定です。

あとは、だいたいSPI版と同じですが、もし何かお気づきの点やご要望
がありましたら、ぜひお知らせください。


2005年10月26日 [クルスク大戦車戦]

タイガースは、全く本来の実力を発揮できないまま4連敗してしまいました
が、それと反比例するかのように、シックス・アングルズ別冊第2号「バル
ジの戦い」の売れ行きは好調のようです。皆様、ありがとうございます。

次の「クルスク大戦車戦」の製作作業は、既にスタートしていますが、
パーツのボリュームと価格の面で、少し悩んでいるところです。
ほんとうは、他の製品と同様に5800円+税で出したいところですが、
パーツが増えると製作コストも当然アップするので、その価格では
ちょっと苦しいかな、と感じています。他社製品と比較すると、これでも
やや割高だと言えますが、あくまで個人で出資している事業であること、
そして他社よりも小部数しか製作しないこと(800個)で、製作コストの
圧縮や振り替えが難しいという事情を斟酌していただければ幸いです。

それでは、具体的にどのようなパーツが増えるのか。

まずオリジナル版に付いていたヒエラルキー方式の組織図の代わりに
各シナリオ用の配置/増援表(「バルジの戦い」と同様に駒を並べられる
もの)を付けると、A4ないしA3サイズの表が各軍に3枚、計6枚必要になり
ます(シナリオは計3本収録されているため)。

次に、ただでさえゴチャゴチャしている地図上の表記を整理するため、
各シナリオにおける両軍の配置ラインと展開エリアをマップに入れず、
代わりにミニマップで表示しようと思っていますが、それもシナリオ1点に
つき1枚で、計3枚が必要となります。

そして、密集スタックの問題を緩和するため、ビエルゴロドからプロホロフカ
に至る地域のヘクスを拡大印刷したA4サイズのミニマップを1枚付けようか
と検討中です(このミニマップのみを使用する練習シナリオも用意します)。
このミニマップは、本体マップと同じ紙を使ってカラーで製作します。

最後に、戦闘結果表などの図表類。これらは、他の白黒チャートの裏面を
流用できれば、そのようにしてコストの圧縮を図りたいと思っています
(1回のプレイで使う配置/増援表は、3枚のうちの1枚だけなので、残りの
表の裏面は他の用途に使用できます)。

これらを入れると、全体のボリュームはフルマップ2枚とチャート4枚、コマ
800個の「マザーランド」とほぼ同じになります(クルスクはコマ720個)。
なので、価格は6800円で行くべきかと考えていますが、これがユーザーの
皆さんの支持を得られるかどうかは微妙なところです。チャート類の枚数を
減らしてコストを下げるという方法もありますが、このゲームの「欠点」として
プレイを開始するまでの手順の煩雑さ(これからプレイするシナリオで使用
するユニットを特定して探し出すだけでけっこう労力を使います)が存在
しており、日本版ではそのあたりのストレスを可能な限り軽減したいと考え
ていますので、自分が客として買うのを想定した「ベストの体裁」にして
出版するのが一番良いのかな、と思っているところです。

このあたりについて、ぜひ皆さんの忌憚のないご意見をお聞かせください。


- | 次の10件 クルスク大戦車戦 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。