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2007年9月7日 [激闘ノルマンディ]

まず、シックス・アングルズ別冊第6号「激闘ノルマンディ」のプレオーダーを申し込んで下さった方々にお詫びです。

現在、同製品の製作作業を全力で進めているところです。ただ、今月から年末にかけて、原稿執筆の仕事が山積みになっていて(隔月の「歴史群像」誌に加えて、同別冊ムック「第一次世界大戦」上・下巻の担当記事、来年発売予定の文庫本「西部戦線1940-1945」の原稿と収録地図製作、そして某社の戦史解説ムックの原稿と地図製作)、これらの締め切りが波状攻撃のように来襲するため、シックス・アングルズの作業は随時中断することになります(1つのテーマについて原稿を書くには、何日も集中して取り組まないといけないので)。

このような事情により、当初の予定であった9月下旬の発売は絶望的となりました。ただ、ゲーム本体関係の作業はほぼ完成(ルールは校正ボランティアの方にチェックしていただいている段階)し、リプレイ記事も完成(今回は日本版改訂ルールが少なく、本誌のページ数に余裕があるので、12ページの記事となりました)、プレイの指針も今週中には仕上がる見込みで、あとはミニゲームのバランス検証とヒストリカル・ノート執筆を終えれば終了です。なんとか今月下旬に作業を終えて印刷所に入稿し、10月前半にはプレオーダーの発送をしたいと考えています。

今回もたくさんのプレオーダーをいただき、ありがとうございました。満足していただける良い製品に仕上げるつもりですので、もう少々お待ちいただければ幸いです。



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2007年9月3日 [激闘ノルマンディ]

昨日の日曜日、別冊第6号「激闘ノルマンディ」のリプレイ記事用対戦が無事に終了しました。最終ターンまで、両軍とも死力を尽くす良い展開になったと思います(2日間にわたるハードな作業でしたが、第13ターンが終わった時には心地よい疲労感を覚えました)が、それをうまく記事で表現できるよう頑張ります。詳しい戦局の推移は、本誌をご覧になってのお楽しみということで…。プレイの感触は第10号付録の「パウルス第6軍」と似た部分があり、「パウルス」が好きな方なら、このゲームも楽しまれるのではないでしょうか。

夕食を食べた後、近所の珈琲専門店で石田さんと今後の作業計画をいろいろ相談しました。「モスクワ攻防戦」については、プレイテスターの出口さんからも最新の報告が昨日メールで届き、解決すべき問題点も数点に絞り込まれてきましたが、これまでのテストに基づく修正案で、ルールの例外事項や追加規則が増えて、簡潔さが損なわれているようなので、現在は「確認されたプレイバランスを崩さないよう注意しながら、不恰好なルールを削って形を整える」という(剪定作業のような?)段階に入っています。個人的に思い入れのあるルールも、プレイテスターの意見を踏まえていくつか削ることになりそうですが、ゴールまであと少しですので、こちらも気を抜かずにベストを尽くします。


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2007年9月1日 [激闘ノルマンディ]

今日と明日(9月2日)の2日間かけて、私の自宅で石田さんと一緒に、シックス・アングルズ別冊第6号「激闘ノルマンディ(COBRA)」のリプレイ記事用対戦を行っています。詳しい記録を取りながらのプレイということもあり、今日は第6ターンまで(ほぼ半分)しか進みませんでしたが、なかなかに「記事向け」の(派手な)展開となっています。

「COBRA」の豊富なプレイ経験を持つM氏の作戦研究記事(本誌に収録予定)を熟読し、オリジナルの防御戦略を研究して対戦に備えた石田ドイツ軍を前に、私の連合軍は米軍・英軍の両戦区で攻めあぐねていましたが、第5ターンにパットン将軍が到着して前線部隊に(鉄拳を交えながら)叱咤激励したのが奏功して、遂に戦線の突破に成功し、同ターン終了時までにSS師団3個を含む6個師団を包囲するという戦果を上げました。しかし、アメリカ軍は全体的に兵力不足で、スターリングラードのような頑強な包囲環を形成できておらず(どちらかと言えば1944年のコルスン包囲戦に近い)、石田ドイツ軍は一部のSS師団を救出すべく、果敢に反撃を行います。第6ターンが終了した時点では、アメリカ軍戦区では連合軍がやや優勢ですが、英連邦軍戦区では逆にドイツ軍が優位に立っており、後半の展開がどのようになるかは予断を許さない状況です。


第5ターンの連合軍戦闘フェイズ終了時。猛将パットンの到着と共に、海沿いの進撃路が確保されたところ。


第5ターン終了時の戦況。連合軍は優位に見えるが、第7ターン終了時までにブルターニュ方面へ3個機甲師団を突破(地図外脱出)させねばならず、兵力的には決して安心できない。


第6ターン終了時、対峙するドイツ軍とアメリカ軍。


同じく第6ターン終了時のカーン周辺。ドイツ軍は第1SS装甲師団と第101SS重戦車大隊(タイガーI型)の最強スタックを含む予備兵力を豊富に展開しており、機を見て逆襲に転じて地歩を奪回している。


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2007年8月27日 [激闘ノルマンディ]

シックス・アングルズ別冊第6号「激闘ノルマンディ」の両軍展開表です。増援ユニットの登場スケジュールも一目瞭然なので、プレイの利便性は向上すると思います。もっとも、オリジナル版では時おり発生した「ドイツ軍の増援登場予定を読み誤る」という(それはそれでリアルな)事態は発生しにくくなるので(連合軍はドイツ軍の増援予定を容易にチェックできる)、情報の制限を重視される方は、各軍の展開表を相手側から隠してプレイするのがよいかもしれません。

それから、今回はカウンター・シートにまだ余裕があります(オリジナル版は無理やり200個の枠に押し込めていましたが、日本版では追加マーカーとミニゲーム専用ユニットを入れても396個で2倍近い)ので、何か追加ユニットのご希望がありましたら、早めにお寄せください。「バルジの戦い」と「パウルス第6軍」の訂正ユニットは、今回の「激闘ノルマンディ」と第11号「モスクワ攻防戦」で同じものを収録します。


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2007年8月26日 [激闘ノルマンディ]

シックス・アングルズ別冊第6号「激闘ノルマンディ」のプレオーダーに、今回もたくさんの申し込みをいただきました。一応、第一期レトロスペクティブ・シリーズの最終ということもあって、注文メールにこれまでの第一期活動へのねぎらいの言葉や今後の第二期への期待などのコメントを書いて下さった方もおられ、たいへん励みになりました。第二期をどうするかについてはまだ未定ですが、有望と思われる候補作を慎重に選択する作業は今も続けており、厳選した作品をいちばん良い状態で市場に出すというレトロスペクティブ・シリーズの趣旨に沿った形で出せる見込みが立った時点で、正式に公表しますので、今しばらくお待ちいただければ幸いです。

「激闘ノルマンディ」の作業は、ルールとチャートの校正チェックを、3人の「校正ボランティア」の方にお願い(今回は一般公募はせず、過去の同作業で実績のある方に直接お願いする形をとりました)しながら、私は本誌記事とミニゲームの製作を進めています。作業の雰囲気作りを兼ねて、スピルバーグの「プライベート・ライアン」のDVDを借りてきました。この作品は、劇場公開時に映画館で観ましたが、音響効果の技術的進歩などもあって、冒頭の上陸シーンでは心臓が縮むような思いをした記憶があります。今回も、エラータゼロを目標に全力で製作を進めますので、ぜひ楽しみにしていてください。


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2007年8月23日 [激闘ノルマンディ]

シックス・アングルズ別冊第6号「激闘ノルマンディ(SPI「コブラ」)」のプレオーダーを開始しました。

http://www.mas-yamazaki.net/sixangles_cobra.html

マップとユニットのサンプルを公開していますので、ぜひご覧ください。

それから、第9号「ウォー・フォー・ザ・マザーランド」と別冊第5号「戦略級 日露戦争」のページにも、ルールのQ&Aをいくつか掲載しましたので、ゲームをお持ちの方はぜひご参照ください。

http://www.mas-yamazaki.net/sixangles_motherland.html
http://www.mas-yamazaki.net/sixangles_redsun.html


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2007年8月20日 [激闘ノルマンディ]

先週に引き続き、昨日の日曜日は石田さんと「激闘ノルマンディ」のルール検証プレイを行いました。チャート類の構成もほぼ固まり、ルール上の不明点も確認できたものは全て明確化を行いました。今回のプレイでは、アメリカ軍戦区の突破はほぼ史実通りに行えた(第5ターンと第6ターンに各1個機甲師団をブルターニュ方面へ突破させました)一方、英連邦軍の戦区では損害を恐れて消極的な姿勢をとってしまった結果、カーンを早期奪取する機会を失い、英連邦軍用の補給ポイントが余剰となっているにもかかわらず、有効な攻撃を行える正面が見当たらないという結果に終わりました。ルールはきわめて簡単(今日のプレイでも、第1ターンにあるルールを確認した以外は、一度もルールブックを開かずにプレイできました)ですが、考える余地がきわめて大きいゲームなので、ルール検証という目的は進めながらも、充実した一日を過ごせました。


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2007年8月13日 [激闘ノルマンディ]

昨日の日曜日、石田さんと「激闘ノルマンディ(COBRA)」のルール検証プレイを行いました。米軍の地図外突破によるポイント獲得が判明する中盤までを2回繰り返してプレイし、ルールの明確化が必要な点やマーカー類とチャート類の工夫などを確認しましたが、プレイするたびに新たな発見があり、次はあの作戦を試してみよう、と考えたりして、楽しい時間を過ごすことができました。石田さんは、ドイツ軍の防衛作戦をいろいろ研究しているようで、次回のリプレイ記事用対戦が今から楽しみです。

プレイテストの間、雰囲気を高めるためにヒストリー・チャンネル(CS放送)の第二次大戦史シリーズ「偵察写真が語る第二次世界大戦(原題THE LOST EVIDENCE)」の第6回「ノルマンディからの脱出」と第7回「パリ解放」をテレビでかけながら作業を進めましたが、前者は1944年7月のエプソム作戦からパットン第3軍のアヴランシュ突破まで、後者はドイツ軍の反撃「リュティヒ作戦」とファレーズ包囲戦を扱っており、このゲームのBGVとしては最適の内容でした。第8回の「マーケット・ガーデン作戦」もなかなか上出来で、明日の午後10時からは第10回の「バルジの戦い」が放送予定となっています。

http://www.historychannel.co.jp/cgi-bin/time_t/epg370_title_list.cgi?title_year_date=20070801&title_time=220000&year=2007&month=8

8月ということもあってか、BSとCS、そして地上波でも良質な戦争関係のドキュメントを多数放送/再放送していて、仕事の速度を遅らせる新たな原因となっています。もちろん仕事に役立つ情報も多いので、時間の浪費というわけではないと思うのですが…。ビデオに録画して後で見ようなどと思っていると、未見のビデオが山のように溜まってしまうので、最近はなるべく録画せず、本放送で気持ちを集中して観るように心がけています。テレビの情報を原稿を書く出典にすることはほとんどありませんが、文字情報では得られない種類の「情報」(当事者の肉声や、当時の映像、そして新たな事実への着目など)が得られるという点で、良質なドキュメント番組は無視できない存在です。


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2007年8月4日 [激闘ノルマンディ]

シックス・アングルズ別冊第6号「激闘ノルマンディ(COBRA)」に関しては、本ブログでもたくさんのご意見をいただいていますが、メールで長文のご意見やご要望、ご批判を送って下さる方も何人かおられ、予想以上の反響に驚いています。私が考えていた以上に、SPI版(ないしTSR版)をプレイした経験のある方が多いようで、10回以上やりこんだという方からの「プレイ経験に基づく提言とコンポーネントの修正案」はとりわけ参考になりました。本ブログで公開している画像についても、メールでいろいろとご意見が寄せられており、それを参考にして町の色を薄いグレーに変更し、ボカージュの色も少し黄色を濃くしました。こんな風に「未来のカスタマー」と対話しながらグラフィックを修正できる我々は、先人たちに比べてなんと恵まれているんだろう、と時おり思います。地図や駒などのグラフィックは、いったん出してしまうと後で変更できないものですから…。

また、以前に予告しましたヴィットマンのおまけユニットと、米第3軍司令部ユニットの「パットンの顔写真入りバージョン」も出来ましたので、場つなぎに公開します。

来週末、石田さんと新しいマップを使ってルール検証プレイをする予定ですが、マップの余白に入れるチャートやトラック類もほぼ固まりました。「バルジの戦い」と同様、研究しがいのある正統派の西部戦線作戦級ゲームです。ぜひご期待ください。


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2007年7月27日 [激闘ノルマンディ]

今日は、シックス・アングルズ別冊第6号「激闘ノルマンディ(COBRA)」に付ける、ミニゲームのマップ画像をご紹介します。サイズはA3判で、1944年6月6日のノルマンディ上陸開始から、6月12日までを計7ターン(1ターン=1日)でプレイします。システムは、本編のCOBRAとほぼ同じですが、戦闘結果表は異なるものを用いており、ユニットも戦闘力を攻撃力と防御力に分けて、本編のCOBRAで使用するユニットとの混同を避けています。手順も、機械化移動フェイズは廃止して、各軍の補給判定フェイズと移動フェイズ、戦闘フェイズを繰り返す非常に単純なもの(実質的にNAWシステム)を使用します。


ミニマップの全景。上陸海岸ごとに上陸部隊ボックスを用意しています。


英連邦軍の上陸海岸からカーンに至る地域。原版にはなかったカルピケ(および同飛行場)を追加しました。


米軍作戦区域のユタ海岸とサント・メール・エグリーズ付近。丸数字は勝利得点です。

町が見難いとのご指摘を受けて、色を変更してみましたが、いかがでしょうか。製作は着々と進んでいますが、他の仕事も入ってきたので、予告していた「8月下旬」という目標期日に出すのは難しくなってきました(ごめんなさい)。しかし遅くとも9月中旬にはプレオーダーの発送を行うべく、全力で努力しますので、よろしくお願いします。


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