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2006年11月17日 [戦略級 日露戦争]

昨日、瀬戸利春さんに送るための「日露戦争」のユニットを作成しながら、
ふと「ゲームのタイトル(商品名)を変えようか」と思い立ちました。
これまで「日露戦争: 皇国の興廃」というタイトルで作業を進めてきました
が、いまひとつスッキリしない部分が心の中に残っていたからです。

過去の「レトロスペクティブ」シリーズの日本語版タイトルはすべて、ゲーム
の内容がストレートに伝わるよう、変にひねったりせず直球勝負の題名を
つけるようにしてきました(「スターリングラード攻略」と「クルスク大戦車戦」
は既に定着している邦題を踏襲しましたが、「バルジの戦い」と「砂漠の
キツネ」はこちらで新たに付けました)。その流れで見ると、「日露戦争:
皇国の興廃」という題名は、やや判りにくいような気がしていました。

ご存知の方も多いかと思いますが、「皇国の興廃」というのは東郷平八郎
の有名な言葉「皇国の興廃、この一戦に在り」からいただいたものですが、
後半部分を切ってしまったので、意味が不明になってしまっています。
最初は「坂の上の雲」を拝借しようかとも思っていましたが、司馬財団は
そのあたりの権利関係に厳しいそうで、あきらめざるを得ませんでした。

今回の「Red Sun Rising」の特徴は、従来の日露戦争ゲームでは無視
されていた「戦略レベルでの諸問題(ウラジオストク方面への上陸作戦
の可能性や、戦費調達のための陸戦での勝利、日本の本土から大陸
への兵力輸送など)」をきちんとゲームに織り込んでいるという点にあり
ます。なので、そういった特徴が伝わるようなゲームタイトルということで、
「戦略級 日露戦争」という名前に変更することにしました。「戦略級~」
という言い方は、GJさんがよく使われているスタイルですが、今回の
名称変更でGJさんの利益を損なうことはないと思いますし、良い部分は
(発案者に敬意を払いつつ、先方の権利を侵害しない範囲で)国内・海外
を問わず(また業種や分野を問わず)積極的に真似したりアレンジして
良い製品づくりに役立てていきたいと思っています。GJ様、ネーミング
スタイルを「真似」てしまいましたが、お許しいただければ幸いです。


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コメント 2

Turio

こんにちは。ゲームのタイトルについての話題ですが、私は「皇国の興廃」も「戦略級 日露戦争」も、どちらも良いと思いますよ。前者は、日本の国運を賭けた戦争というこのテーマの主題が表現されていると思いますし、後者はそのそものズバリという感じで特に違和感はないです。ゲーム内容の完成度が高ければ、タイトルが何であれ、ゲーマーは買うと思いますよ。
by Turio (2006-11-18 22:34) 

Mas-Yamazaki

Turio様: コメントありがとうございます。おっしゃる通り、ゲームのタイトルが良くても悪くても、ゲーム(商品)の内容がイマイチなら意味はないわけで、タイトル関係の話題はこれで区切りにして、あとはゲームの商品価値を上げるための内容チェックと付加価値の追求に全力を注ぎたいと思います。遼東半島の陸戦だけを扱うハーフマップのミニゲームの構想もだいぶ固まりました。
by Mas-Yamazaki (2006-11-19 17:54) 

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