2010年1月16日 [その他(ウォーゲーム関係)]
今月は、仕事のスケジュールがかなりタイトなので、ブログの更新が滞りがちになっていますが、執筆の方は着実に進展しています。『歴史群像』次号の「終戦1年前のチェックメイト」と、ムック『太平洋戦争』第6巻の「大東亜共栄圏の実状」は既に完了し、現在は学研M文庫『ポーランド1939』の仕上げに全力で取り組んでいます。それぞれの原稿に興味のある方は、ぜひご期待ください。
最近は、事情があって新作ゲームの購入を控えていたのですが、遂に我慢できなくなって、気分転換も兼ねて2つほど買ってみました。「事情」というのは、執筆の仕事が忙しくてプレイする時間を取れないのに加えて、昨年末のベルリン=ワルシャワ旅行の旅費を貯めるために、執筆の仕事と直接関係のない出費を緊縮していたという事情によるものですが、旅先のワルシャワで予想外のゲームを1個買ったほかは、ネットで他の方のブログを見たりするだけに留めていました。
今回買ったのは、ほぼ1年前の記事でご紹介したGMT社の『ザ・コーカサス・キャンペーン』と、フランスのVae Victis誌とドイツのUGG社のコラボ企画『ブリッツクリーク1940』の2つでした。前者は、既に各地のブログで紹介されているので、あまり説明の必要もないかもしれませんが、ユニットが5/8サイズで数も少なく、『ウクライナ43』や『ザ・キャンペーン・フォー・スターリングラード』などに比べると、はるかにプレイし易そうです。
もう1つの『ブリッツクリーク1940』は、フランスのゲーム雑誌『Vae Victis(敗者の悲哀)』第63号付録として2005年に出版された同名の戦術級ゲームを、ドイツのウド・グレーベ・ゲームデザインが同社のゲーム雑誌『コマンド&ストラテジー(C&S)』の第7号特別版として、英文の箱入り仕様で昨年(2009年)に発売したものです。折込式の薄いボックスには、同ゲームと「本誌」(記事内容はVV誌第63号とは異なります)、A4両面のチャート2枚、そして同誌が毎号付録としてパーツをつけている『パール・ハーバー』という太平洋戦争ゲームのコマシート5番などが入っています。
テーマとなっているのは、1940年5月のフランス戦における、アヌー(5月13日)とストンヌ(5月15日)の戦車戦で、ドイツ軍はもちろんフランス軍の戦車ユニットもいろいろ登場します。ハーフサイズの地図1枚に、両ゲームのマップが収録されているので、実質的にはクォーターサイズの小型ゲームです。
1ユニットは中隊ないし司令部、1ヘクスは500メートル、1ターンは1時間というスケールで、歩兵は1ヘクス、戦車や機関銃は2ヘクス、大口径砲やそれを装備した戦車は3ヘクスの射程を持ちます。VV版では、ユニットは打ち抜きでない厚紙に印刷されていて、表裏を貼って自作する必要がありましたが、UGG版では厚紙打ち抜きのユニットになっています。
VV版とUGG版の地図を比べてみたところ。配色が穏やかなのは右のVV版ですが、実際のプレイにおける機能面ではUGG版の方が優れているようです。
ストンヌ周辺の描き方。上がVV版、下がUGG版。
雑誌の表紙。左がVV誌、右がC&S誌。仕事が全て片付くまでは、ユニット切りもお預けです。
最近は、事情があって新作ゲームの購入を控えていたのですが、遂に我慢できなくなって、気分転換も兼ねて2つほど買ってみました。「事情」というのは、執筆の仕事が忙しくてプレイする時間を取れないのに加えて、昨年末のベルリン=ワルシャワ旅行の旅費を貯めるために、執筆の仕事と直接関係のない出費を緊縮していたという事情によるものですが、旅先のワルシャワで予想外のゲームを1個買ったほかは、ネットで他の方のブログを見たりするだけに留めていました。
今回買ったのは、ほぼ1年前の記事でご紹介したGMT社の『ザ・コーカサス・キャンペーン』と、フランスのVae Victis誌とドイツのUGG社のコラボ企画『ブリッツクリーク1940』の2つでした。前者は、既に各地のブログで紹介されているので、あまり説明の必要もないかもしれませんが、ユニットが5/8サイズで数も少なく、『ウクライナ43』や『ザ・キャンペーン・フォー・スターリングラード』などに比べると、はるかにプレイし易そうです。
もう1つの『ブリッツクリーク1940』は、フランスのゲーム雑誌『Vae Victis(敗者の悲哀)』第63号付録として2005年に出版された同名の戦術級ゲームを、ドイツのウド・グレーベ・ゲームデザインが同社のゲーム雑誌『コマンド&ストラテジー(C&S)』の第7号特別版として、英文の箱入り仕様で昨年(2009年)に発売したものです。折込式の薄いボックスには、同ゲームと「本誌」(記事内容はVV誌第63号とは異なります)、A4両面のチャート2枚、そして同誌が毎号付録としてパーツをつけている『パール・ハーバー』という太平洋戦争ゲームのコマシート5番などが入っています。
テーマとなっているのは、1940年5月のフランス戦における、アヌー(5月13日)とストンヌ(5月15日)の戦車戦で、ドイツ軍はもちろんフランス軍の戦車ユニットもいろいろ登場します。ハーフサイズの地図1枚に、両ゲームのマップが収録されているので、実質的にはクォーターサイズの小型ゲームです。
1ユニットは中隊ないし司令部、1ヘクスは500メートル、1ターンは1時間というスケールで、歩兵は1ヘクス、戦車や機関銃は2ヘクス、大口径砲やそれを装備した戦車は3ヘクスの射程を持ちます。VV版では、ユニットは打ち抜きでない厚紙に印刷されていて、表裏を貼って自作する必要がありましたが、UGG版では厚紙打ち抜きのユニットになっています。
VV版とUGG版の地図を比べてみたところ。配色が穏やかなのは右のVV版ですが、実際のプレイにおける機能面ではUGG版の方が優れているようです。
ストンヌ周辺の描き方。上がVV版、下がUGG版。
雑誌の表紙。左がVV誌、右がC&S誌。仕事が全て片付くまでは、ユニット切りもお預けです。
2010-01-16 19:47
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コメント(2)
「ブリッツクリーク1940」、作戦/戦術級になるんでしょうか?
面白そうです。
無事にお仕事が片付いて、プレイ感想がこのブログに掲載されることを期待しております。
by Satoru (2010-01-17 01:35)
Satoruさま: コメントありがとうございます。そうですね、確かに「戦術級」よりも「作戦戦術級」という表現が適切だと思います。日本語ルールもDLで入手できたので、そのうちユニットを切ってプレイしてみるつもりです。
by Mas-Yamazaki (2010-01-21 19:14)