2005年9月4日 [バルジの戦い]
石田氏と「バルジの戦い」ルール検証を兼ねたプレイ。
北部(第6装甲軍戦区)の初期配置。
中部(第5装甲軍戦区)の初期配置。
第3ターン終了時、サン・ヴィットに迫るドイツ軍。
第4ターン終了時、サン・ヴィットを迂回して進撃するSS装甲軍団。
ルールの不明点とは別に、何回か対戦するうち、オリジナル・ルール
の不備と思われる点が数箇所でてきた。いちおうオリジナルに従って
対戦したが、初期の高比率攻撃でドイツ軍がサイの目の幸運に恵まれ
何箇所かで強制1ステップロスの結果が出て米軍ユニットが飛んだ
こともあり、ドイツ軍は12ターン(6日間)でムーズ川に到達。対岸の
守備隊が強力で橋も落とされたため、渡河には失敗したが、装甲師団
が1ターンに全移動力で川ヘクスサイドを渡河できると、米軍の空挺部隊
が来る前にバストーニュを陥落させられる可能性が高いことが判明した。
この件は、佐々木龍一氏も「4つのバルジ大作戦」で指摘された問題で、
変えた方が良いのはわかっているのだが、オリジナルを尊重するという
方針も守りたい。なので、ルール巻末に「日本版の選択ルール」として
車輌部隊の強行渡河に関するステップロス判定を採用することにした。
また、オリジナルのルールでは、戦略移動隊形のユニットはZOCを
持たず、移動上の制限として「敵ZOCに入れない」となっているため、
両軍の戦略移動隊形のユニット同士がさながら暴走族の示威行為の
ごとく入り乱れて走るという不自然な出来事が発生してしまう。
これも、「日本版の選択ルール」として、戦略移動隊形のユニットは
敵ユニットの隣接ヘクスには入れないという形に変更したい。
第13ターン終了時の戦線。ムーズ川に達してはいるものの、側面を
守る戦線は脆弱で、米軍は膨大な増援を駆使して反撃地点を選べる
ので、どう考えても現状維持は困難である。案の定、この直後に開始
された米軍の大反撃により、巨大なバルジは少しずつしぼんでいった。
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