2007年3月16日 [戦略級 日露戦争]
このところ多忙のため更新ペースが遅れていることをお詫びします。
「戦略級 日露戦争」のデータ入稿を終えた後、歴史群像次号の
「フィデル・カストロ伝」と確定申告の作業に追われていましたが、
正月から続いてきた「月月火水木金金」の日々がようやく一段落
しました。かといって暇になったわけではなく、今月の後半は
サンセット・ゲームズの「プラン・サンセット」の製作と、学研さんの
新しいムック本「ドイツ空軍全史」の原稿執筆、そして「戦略級
日露戦争」のプレオーダー分発送という仕事でほぼ埋まって
います。あまりの多忙で神経が磨り減っているので、来月初め
には「充電」で一週間ほど留守にする予定を強引に入れました。
「戦略級 日露戦争」の発売日は、プレオーダー発送が3月22日、
店頭発売は3月27日を予定しています。長らくお待たせした分、
今回もたっぷり中身の詰まったパッケージに仕上がったと思いま
すので、ぜひ期待していてください。プレオーダーの募集は、
3月21日の午後11時59分まで受け付けています。
あと、以前に紹介しました学研さんの新しい日露戦争ムック本を
本屋で買いました。中身は、ある程度の知識がある人向けですが、
「戦略級 日露戦争」のヒストリカル・ノートを読んで、さらに詳しく
知りたいと思った方に最適の、中身の濃い本です。特に、日本の
参謀本部が作成した公刊戦史付録の精密な戦況図が数多く収録
されているのは貴重です。昔東京に住んでいた頃、瀬戸さんが
個人で所有している同書の戦況図の実物を見ましたが、中身の
濃密さと枚数の多さに圧倒された記憶があります。この学研さん
のムック1冊だけでも、簡単な日露戦争の作戦級ゲームをいくつか
デザインできそうな感じです(特に奉天会戦時のロシア軍戦闘序列
はゲームデザインに最適の情報です)。「戦略級 日露戦争」と
合わせて、この春は103年前に発生した極東の動乱に思いを馳せ
てみてはいかがでしょうか。ヒストリカル・ノートにも少し書きましたが、
19世紀末から20世紀初等の「帝国主義時代」と現在は、共通する
点がいろいろあって、少し不気味な感じがします。
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