2010年5月22日 [ゲーム・グラフィック私塾]
今日も引き続き、原稿執筆に没頭する一日、のはずだったのですが、なぜか中指と薬指の筋にわずかな痛みが…。この後も、大量の文字打ちをしないといけないのに、某検索大手のトップへ行くたび、四本の指で矢印キーを酷使してしまうという予期せぬ展開。まあ、明日からは平常業務に戻ると思いますが…。
それはともかく、今日は「ゲーム・グラフィック私塾」の番外編ということで、シックス・アングルズ第7号に掲載した、DTPゲームに関する記事のPDFを、無料で公開いたします。この第7号は、2001年に発売し、2005年頃には完売していたかと記憶しています。ということで、お持ちでない方も多いかと思い、完売からだいぶ時間も経過しているので、公開することにしました。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/mas-yamazaki/the_sixth_angle_07.pdf
「私塾」の記事中でも書いたかと思いますが、私は日本でもコンパクトなサイズの(そして多種多様なテーマの)DTPゲームが、あちこちで盛んにデザインされ、流通するようになれば、このホビーもさらに活気が出て面白くなるのではないか、と思っています。オンデマンド制作で、必要部数だけカラーコピーする形態なら、在庫管理のコストもほとんどかかりませんし、ネットで評判になって人気が出れば、趣味と実益を兼ねたプロジェクトになるという展開もあり得ます(最初から収益性に期待しすぎるのは禁物ですが)。
現物は入手していないものの、VGの「フリート・シリーズ」の一作として、日本人のデザイナーが出版された『アセアン・フリート』の表紙を見た時には、日本もここまで来たかと、ある種の感動を覚えました(特にタイ語風のロゴが秀逸)。この「ゲーム・グラフィック私塾」が、日本におけるDTPゲーム制作の拡大に多少なりとも寄与することになれば、と願ってやみません。
あと、ついでと言っては何ですが、同じく第7号に掲載しました、SPI社の中心人物の一人であったレドモンド・サイモンセン氏のインタビュー記事も、PDFで公開いたします。サイモンセン氏は、2005年3月8日に永眠されましたが、同氏が蒔かれた「種」は、今なお世界中のシミュレーション・ゲーマーの間で生き続け、さまざまな花を咲かせ、実を結んでいると思います。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/mas-yamazaki/simonsen_interview_07.pdf
それはともかく、今日は「ゲーム・グラフィック私塾」の番外編ということで、シックス・アングルズ第7号に掲載した、DTPゲームに関する記事のPDFを、無料で公開いたします。この第7号は、2001年に発売し、2005年頃には完売していたかと記憶しています。ということで、お持ちでない方も多いかと思い、完売からだいぶ時間も経過しているので、公開することにしました。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/mas-yamazaki/the_sixth_angle_07.pdf
「私塾」の記事中でも書いたかと思いますが、私は日本でもコンパクトなサイズの(そして多種多様なテーマの)DTPゲームが、あちこちで盛んにデザインされ、流通するようになれば、このホビーもさらに活気が出て面白くなるのではないか、と思っています。オンデマンド制作で、必要部数だけカラーコピーする形態なら、在庫管理のコストもほとんどかかりませんし、ネットで評判になって人気が出れば、趣味と実益を兼ねたプロジェクトになるという展開もあり得ます(最初から収益性に期待しすぎるのは禁物ですが)。
現物は入手していないものの、VGの「フリート・シリーズ」の一作として、日本人のデザイナーが出版された『アセアン・フリート』の表紙を見た時には、日本もここまで来たかと、ある種の感動を覚えました(特にタイ語風のロゴが秀逸)。この「ゲーム・グラフィック私塾」が、日本におけるDTPゲーム制作の拡大に多少なりとも寄与することになれば、と願ってやみません。
あと、ついでと言っては何ですが、同じく第7号に掲載しました、SPI社の中心人物の一人であったレドモンド・サイモンセン氏のインタビュー記事も、PDFで公開いたします。サイモンセン氏は、2005年3月8日に永眠されましたが、同氏が蒔かれた「種」は、今なお世界中のシミュレーション・ゲーマーの間で生き続け、さまざまな花を咲かせ、実を結んでいると思います。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/mas-yamazaki/simonsen_interview_07.pdf
2010-05-22 23:04
nice!(1)
コメント(12)
あれは反則ですよねぇw
検索するはずが気がつくとゲームやってるんですもん
by げるぴんすきー軍曹 (2010-05-23 00:54)
興味深い記事のフリー化、ありがとうございます!
by DSSSM(松浦豊) (2010-05-23 07:33)
無料パックマンは、大ヒット企画ですね(^^
ゲームデザインには、前から興味があるんですが、本に出ている戦況地図を、どうやってゲームマップに移し変えるか、うまい方法がわからなくて、手が出ません。私塾で、こういう初歩の話題もとりあげていただけたら、うれしいです。ちなみに、専用のグラフィックソフトは、何も持っていません。
by Tsuno (2010-05-24 17:17)
いつも楽しみにしています。DTPゲームの記事を興味深く読みました。われながらわがままなお願いだと思いますが、現在配布されている白紙のヘクスシートデータをPDFでも配布していただけないでしょうか?ユニットとマーカーのデザインはWordとExcelでなんとかなりますがヘクスマップはどうにもこうにもなので。PDFだと普通にプリントアウトして手書きで作れるので最大の問題が一挙解決です。よろしくご検討ください。
by 頭文字D (2010-05-26 15:38)
げるぴんすきー軍曹さま: コメントありがとうございます。そうなんです、検索の用事があって行くと上にゲーム画面があって「コイン投入」というボタンがあって、ちょっとだけだから、と思って始めてしまうと、終わる頃には何を検索するつもりだったのか忘れてしまっているという(笑)。でも、けっこう出来のよいマップレイアウトだったと思います。特に「G」の袋小路など。
ちなみに、「職場から閲覧した平均的なユーザーの時給を25ドルとして経済損失を見積もると、1億2048万3800ドルに達した」(http://www.cnn.co.jp/showbiz/AIC201005260023.html)なんていう試算もあるようです。パックマンに、われわれの時間も喰われてしまったわけですね(笑)。
by Mas-Yamazaki (2010-05-27 00:08)
DSSSM(松浦豊)さま: コメントありがとうございます。過去記事のフリー化は、一定の制限を設けないと「買い控え」につながる可能性があるので、慎重さが必要ですが、第7号はもう完売から5年も経過している上、もともとの部数も少なかったので、公開に踏み切りました。今後も、個別に是非を判断した上で、過去の記事やゲーム(データ)の無料公開を検討したいと思っています。
by Mas-Yamazaki (2010-05-27 00:11)
Tsunoさま: コメントありがとうございます。戦況地図を、ゲームマップに「落とし込む」作業についてですが、昔は私もアナログな手法でデザインしていたので、グラフィック・ソフトが何もなくても行えるような、簡単で実戦的な「ゲームマップの作り方」を、近々私塾の中でご紹介したいと思います。今手掛けている執筆の仕事がもうすぐ終わるので、今しばらくお待ちください。
by Mas-Yamazaki (2010-05-27 00:14)
頭文字Dさま: コメントありがとうございます。ご指摘のとおり、グラフィックソフトをお持ちでない方もたくさんおられると思いますので、ヘクスシートのPDF形式での配布を、なるべく早く行うつもりです。PDFだとデータも軽いので、プリンアウトも楽にできると思います。
by Mas-Yamazaki (2010-05-27 00:18)
『東方への突撃』、Twitterで拝見しました。とても、とても楽しみです。
Great news!
by 雑木林 (2011-06-21 23:13)
雑木林さま: コメントありがとうございます。『東方への突撃』の詳しい内容と日本版の進捗状況は、少しずつブログで紹介していく予定です。ぜひ楽しみにしていてください。
by Mas-Yamazaki (2011-06-23 00:04)
Lage Ost に関するtweetを興味深く拝見しました。
これを機に、そろそろゲーム・デザイン塾(グラフィックに限らず)を再開していただけると嬉しいです。
by 魁!! ゲーム・グラフィック私塾 押忍‼ (2012-10-18 19:16)
魁!! ゲーム・グラフィック私塾 押忍‼さま: コメントありがとうございます。「ゲームデザイン私塾」については、どのような形がよいのか、もう少し考えを練ってから始めたいと思います。
Lage Ost地図については、記事の方で改めて詳しく紹介させていただきます。こちらも、ぜひご期待ください。
by Mas-Yamazaki (2012-10-21 23:16)