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2012年11月12日 [その他(戦史研究関係)]

最近、同じような記事ばかりになっていますが、今回も出版関係の告知です。まず、KKベストセラーズさんの雑誌『歴史人』最新号が今日発売されました。

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保存版特集は「日本の領土の真実」で、尖閣諸島、竹島、北方領土という三つの係争地はもちろん、沖ノ鳥島や南鳥島の重要性などについても、大量の写真や歴史的文書でわかりやすく解説した資料的価値の高い一冊です。また、猪瀬直樹氏や佐藤優氏のインタビュー記事も非常に興味深い内容です。

ちなみに、私が制作した北方領土の地図も計5点収録されています。

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次に、六角堂出版の新刊について。アマゾンのKindle版で刊行中の戦史ノート、第3弾としてSA別冊第5号『戦略級 日露戦争』掲載記事「日露戦争」を刊行しました。文章の量は第1弾・第2弾のほぼ2倍ですが、価格は据え置きで今回も150円です。

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日露戦争 (山崎雅弘 戦史ノート) [Kindle版]

第1弾「モスクワ攻防戦」と第2弾「ドイツ中央軍集団」も、新しいデータと差し替えました(冒頭部分に目次代わりの「見出しリスト」を入れました)。

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モスクワ攻防戦 (山崎雅弘 戦史ノート) [Kindle版]

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ドイツ中央軍集団 (山崎雅弘 戦史ノート) [Kindle版]

これで威力偵察はいったん終了し、いよいよ『歴史群像』誌過去記事の出版準備作業に着手します。六角堂出版の『歴史群像』誌記事Kindle版、第一期は「第二次大戦ポーランド戦史」「ウラン作戦とソ連赤軍の作戦術」「ズールー戦争」「シリア紛争史」「沖縄県民の沖縄戦(ムック『沖縄決戦』所収「県民の沖縄戦」)」の5本でいく予定です。

また、大昔にコマンドマガジン日本版に掲載された「赤い星の墓標(トハチェフスキーなどの赤軍将官大粛清)」や「ノルマンディのロシア人(オスト大隊とウラソフ軍)」も、Kindle版として復刻予定です。前者の「白ロシア軍管区作戦・戦術大演習 戦闘序列(1936年9月7〜10日)」、後者の「オスト大隊戦闘序列」も再録します。それぞれ非常に貴重な情報だと思いますので、興味のある方はぜひ楽しみにしていてください。
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焼けぼっくい

最近ブログ更新滞っているようですが、大丈夫ですか?楽しみにお待ちしています。
by 焼けぼっくい (2012-12-04 20:51) 

Mas-Yamazaki

焼けぼっくいさま: コメントありがとうございます。ご指摘のとおり、ブログの更新がかなり滞ってしまいました。先月から別件の仕事が忙しくなったため、ネット関係の作業は後回しになってしまいました。今後もしばらくは同様の状況が続くかと思いますが、ゲーム開発関係の話題も復活させますので、ぜひ楽しみにしていてください。
by Mas-Yamazaki (2012-12-05 20:46) 

銀っシャリだぉぁぜ(by田中邦衛)

こんにちは。
南樺太も可能性がゼロではないと見掛けます。
自民党の麻生さんが主権を放棄してしまったようですが
実際のところどうなんでしょうか?

PS:
Amazonさんはオンデマンド印刷サービスもやっています。

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販売・発送以外にも、奥付にはAmazon.co.jpで印刷とありました。
小売業はAmazonに実効支配されつつあるようですorz

正直、私たちは、こういうビジネスモデルをスマートに立ち上げる
システム(叡智)を、もう一度、謙虚にUSから学ぶべきだと思います。

属国とか騒いでいますが、加盟しないとして、そのあとの
日本のビジョンが全く見えません。

TPPに加盟後に、こちらから更に一歩相手の懐に踏み込んで
新合衆国の州に加盟とか、大英国連邦ならぬ太平洋連邦創設
とかしないと、日本は変われないと思います。
復興元年・宇宙世紀元年の今年こそ、やる時だと思います。

また脱線しましたが、是非、オンデンド印刷版も
ご検討お願いいたします。

by 銀っシャリだぉぁぜ(by田中邦衛) (2012-12-07 14:15) 

銀っシャリだぉぁぜ(by田中邦衛)

プリント・オン・デマンド(POD)
http://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=2229003051

by 銀っシャリだぉぁぜ(by田中邦衛) (2012-12-07 14:26) 

Mas-Yamazaki

銀っシャリだぉぁぜさま:コメントありがとうございます。ご指摘のとおり、アマゾンはオンデマンドで電子書籍を印刷・製本するサービスも行っていますが、書体やレイアウトなどの仕上がりを著者が管理できなさそうなので、当面は利用する予定はありません。過去記事をまとめた書籍を自費出版する際には、戦況図をふんだんに追加して、わかりやすい内容に仕上げたいと思っています。

ただ、新しいビジネスモデルを「スマートに立ち上げるシステム」をアメリカから学ぶべき、というご意見には賛成です。海外の企業が新しい領域に踏み込んでくるたび、あたふたと右往左往して「既得権」を守ることしか考えない、というのでは、今後もさらに負け続けることになると思います。私と同年代や、それより若い世代の起業家に期待したいところです。
by Mas-Yamazaki (2012-12-18 20:51) 

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