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2006年8月11日 [戦略級 日露戦争]

シックス・アングルズ別冊第5号「日露戦争: 皇国の興廃」の製作報告
です。今回は、ゲームマップの見本画像を何点かご紹介します。


マップ全体図。フルサイズ・マップに、陸戦用のメインマップと海上作戦
(および日本本土から大陸への兵力輸送管理)用の「戦略海域マップ」
が収録されます(右下の部分)。上下の余白部分には、日露両軍の
「アサインメント・チャート(ユニットの所属を示すボックス)」が入り、
ブルーの余白部分にはチャート類を入れる予定です(どのチャートをここ
に入れるかはまだ検討中)。


遼東半島の拡大図。地名は英文と漢字の両方で入れていますが、
SPI原版にある英文表記に対応する漢字表記を地図帳などから探し
出すのがけっこう面倒なので、作業は後回しになっています。


旅順と大連周辺をさらに拡大したもの。旅順は「要塞」扱いです。


「戦略海域マップ」の拡大図。日本軍の初期配置は、日本本土のヘクス
に置かれ、そこから随時輸送船で大陸へと運ばれます。


「戦略海域マップ」をさらに拡大したもの。ゲーム終盤には、南端から
バルチック艦隊が登場し、このマップのどこかで「皇国の興廃」を決する
一大海戦が発生します。

史実の日露戦争では、第3軍が203高地の攻略に手間取ったことなど
の理由から、地上戦の戦場は旅順~奉天に限られていましたが、当時
の日本軍司令部では、遼東半島とウスリー川方面(ウラジオストク方面)
にそれぞれ部隊を上陸させて、満州のロシア軍を挟撃するという計画を
立案していました。この「日露戦争: 皇国の興廃」は、その計画案を実際
にマップ上で検証できるようになっており、エポック社の名作「日露戦争」
とは違った角度からこの戦争を捉えることができると思います。


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コメント 3

tanaka

こんにちは、「日露戦争」楽しみです。
地図の余白部分にチャート類を入れられるそうですが、
個人的希望として、地図に載せる以外のチャート類は
なるべく少ない方が助かります。
このレトロスペクティブのシリーズは、
日本語版でいろいろプレイングエイドが充実していて
ありがたいですが、自宅のスペースの都合上、あまり多くの
(特にユニットを乗せる系の)チャート類があるゲームは
つい敬遠してしまいます。
勝手な個人的意見で申し訳ございません。
by tanaka (2006-08-11 15:59) 

カール剪定公

こんにちは。「日露戦争」のマップ、いつもながらキレイですね~。
日本軍部隊が本土から少しずつ渡航するのも面白いと思います。
最近は「砂漠のキツネ」の入門用シナリオにハマってますが、
「日露戦争」の完成も楽しみです!
by カール剪定公 (2006-08-12 17:34) 

Mas-Yamazaki

tanaka様: フルマップ1枚の範囲に可能な限りのチャートを入れてほしいとのご要望は、私も経験上よくわかっております(日本の一般的なダイニングテーブルはフルサイズとほぼ同じ大きさですね)ので、シックス・アングルズの製品では可能な限り、フルマップ1枚に収めるよう努力いたします。

ただ、申し訳ありませんが、この「日露戦争」については、艦艇同士の砲撃戦を解決する「水上戦闘ディスプレイ」が別に用意されておりますので、標準ゲームはダイニングテーブルだけでプレイするのが難しいと思います(このディスプレイは海戦が発生しなければ使わないので床に置いても差し支えないと思いますが)。日本版では、旅順~奉天の陸戦のみを扱うミニシナリオ(A3マップ)を付けますので、判断の基準にしていただければ幸いです。

カール剪定公様: おっしゃる通り、このゲームでは大陸の戦況と日本本土の兵力状況が一目で判別できるため、限られた兵力のほとんどを大陸に送らなければならなかった当時の日本の窮状が擬似体験できると思います。特に、後備旅団を大陸に送るようになると、日本軍の不安は少しずつ増大します。もし大陸で陸軍が壊滅したら、本土はガラ空きとなるわけで、その意味では「皇国の興廃(を決する一大戦争)」というサブタイトルも誇張ではないと思います。
by Mas-Yamazaki (2006-08-15 13:02) 

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