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2007年8月20日 [激闘ノルマンディ]

先週に引き続き、昨日の日曜日は石田さんと「激闘ノルマンディ」のルール検証プレイを行いました。チャート類の構成もほぼ固まり、ルール上の不明点も確認できたものは全て明確化を行いました。今回のプレイでは、アメリカ軍戦区の突破はほぼ史実通りに行えた(第5ターンと第6ターンに各1個機甲師団をブルターニュ方面へ突破させました)一方、英連邦軍の戦区では損害を恐れて消極的な姿勢をとってしまった結果、カーンを早期奪取する機会を失い、英連邦軍用の補給ポイントが余剰となっているにもかかわらず、有効な攻撃を行える正面が見当たらないという結果に終わりました。ルールはきわめて簡単(今日のプレイでも、第1ターンにあるルールを確認した以外は、一度もルールブックを開かずにプレイできました)ですが、考える余地がきわめて大きいゲームなので、ルール検証という目的は進めながらも、充実した一日を過ごせました。


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sgt_sunders

英軍が牽制攻撃で独軍を引き付けて米軍が突破をするというのはヒストリカルな攻撃計画と展開なのですが、ゲームでの英軍は「引き付ける」というより「手出しが出来ない」という状況になり易くはないでしょうか。

「英軍が攻勢をとらないと米軍が突破できない」というゲームになると面白そうなのですが、それはまた史実と整合しなくなる危険性も生みかねません。

(オリジナルルールで、もし英軍が消極的でもゲームが成立してしまうのであれば、)日本版選択ルールでこの点を検討していただくことは如何なものでしょうか。
by sgt_sunders (2007-08-21 03:21) 

Mas-Yamazaki

sgt_sundersさま: コメントありがとうございます。「激闘ノルマンディ」の英軍戦区ですが、ドイツ側が装甲部隊の主力を置いていると、突破はかなり困難です。ただし、だからと言って(今回のプレイのように)攻撃を控えていると、ドイツ側は損害なく戦線を維持できてしまうので、カーンの東西で積極的に攻撃を仕掛ける必要があるようです。

ドイツ軍の補充は、1ターンに装甲1ステップと歩兵2ステップしかなく、補充を受けるには(両軍とも)敵ユニットから3ヘクス以上離れなくてはならないので、ドイツ軍は補充に手こずることになります(天候が晴天だと離脱転進も難しい)が、英軍は3ヘクス離れていれば無制限に補充を受けられるという利点があり、またカーン周辺の河はZOCが及ばないため、英軍は部隊をローテーションさせて攻撃をかけ続けるのが最善の策でしょう。相殺狙いで繰り返し攻撃し、自軍は失ったステップを後方で回復するようにすれば、ドイツ側の歩兵がまず後退し、次いで装甲部隊も不利な状況に置かれるはずです。この状況は、史実のモントゴメリーが直面したそれと似通っていると思われるので、特に修正等は必要ないかと思われます。ドイツ側も、英軍が積極的ならSS装甲師団を米軍の戦区に回せなくなるので、やはり英軍は「重要な牽制役」を引き受ける必要が出てきます。

今回の日本版選択ルールは、ゲーム的すぎるテクニック(戦略爆撃を精密誘導兵器のように使用して確実に司令部やタイガーを除去するなど)の回避案と、ゲームバランスに大きな影響を及ぼす天候の博打性を減少させるくらいで、特に大きなシステムの変更等は考えていません。SPIのオリジナル版は、コンポーネントにいろいろ不備がある(連合軍歩兵師団のステップロス・マーカーが決定的に不足している、重要なルールがチャートの説明文だけに書いてあったりする、など)にもかかわらず高い評価を受けている作品なので、今までの「レトロスペクティブ」シリーズと同様、「素材の良さを最大限に引き出す」方針で製作作業を進めています。
by Mas-Yamazaki (2007-08-23 01:11) 

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