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2008年5月4日 [モスクワ攻防戦]

昨日、石田さんと「モスクワ攻防戦」のプレイテストを行いました。最終ターンまでプレイしましたが、ドイツ軍の攻勢の行き詰まりと補給欠乏に苦しみつつ戦線の保持を図る展開、そしてソ連軍の冬季攻勢もかなりデザイナーのイメージに近い仕上がりとなっていることが確認でき、ルール変更の必要性もほとんど感じませんでした。懸案であったカチューシャ砲とスキー部隊の効果も、収まるべき場所に落ち着いたという印象で、あとは勝敗バランスの確認といくつかのルール明確化を行えば完成です。

moscow050302.JPG

moscow050301.JPG

最終ターン、戦線を突破したソ連軍親衛騎兵軍団がオリョールの一歩手前まで進出してヒヤリとさせられましたが、序盤で戦線を奥地へと押し込んでいたのが奏功して、ドイツ軍の作戦的勝利に終わりました。

テストの終了後、今後出す予定のゲームについて、作業の段取りを相談しました。私のオリジナル・デザインである「ツィタデレ作戦」と「ドイツ中央軍集団」(いずれも1991~92年に米国3W社から出たゲームの復刻版)、および「レトロスペクティブ」シリーズ第7弾の候補(まだ正式決定ではありません)である「ウェストウォール・クォードリ」を広げて、それぞれどういう製品に仕上げるかという目標の絞込みを開始しました。下は、「ウェストウォール・クォードリ」の一作で、マーケット=ガーデン作戦を描く「アーネム(Arnhem)」のアーネム市街周辺のようす。地図と駒はSPI版のもので、もし日本版を出すことになれば「激闘ノルマンディ」のような感じにグラフィックを変更します。

Arnhem.JPG
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東の風雨

3Wの「Zitadelle」も「Army Group Center」も、私は両方持っていないので、日本語ルールでの再販はありがたいです。ネットで某ハナザー氏などが褒めているのを見て、どんなゲームなのか一度プレーしてみたいと思っていました。以前に書かれていた「神々の黄昏」第二版と、オリジナルの東部戦線ゲームシリーズは、この後でしょうか? 気長に待ちます。
by 東の風雨 (2008-05-05 12:38) 

戦史ファン

モスクワ攻防戦はぜひ購入したい作品です。その後検討されている作品は
私ももってないので、洗練された内容で再販されることは大変うれしいことです。以前ブログ、シックスアングルス10号で紹介されていた「凍結戦線」
が白紙になりとても残念におもっていたのですが、プレオーダーという形で
復活されることはないのうでしょうか?
by 戦史ファン (2008-05-05 21:52) 

Mas-Yamazaki

東の風雨さま、戦史ファンさま: コメントありがとうございます。「ツィタデレ作戦」と「ドイツ中央軍集団」の発売決定に至る経緯、および「神々の黄昏」第二版と、オリジナルの東部戦線ゲームシリーズの開発状況については、5月11日の記事で少し説明させていただきました。

「凍結戦線」は、数量限定の受注生産という形で出すことも不可能ではないですが、その場合にネックとなるのは、「ハーフサイズの地図と200個の駒」という同ゲームのサイズです。基本的に、サイズが小さければ値段も下げなくてはなりませんが、印刷や製造にかかるコスト(業者に支払う金額)は、サイズに応じて半分になるわけではなく、せいぜい7割か8割くらいにしかなりません。なので、今のところは何か名案(別のハーフサイズのゲームとセットにする、など)が思いつくまで、進行予定からは外してあります。もうしばらく、時間をいただけると幸いです。
by Mas-Yamazaki (2008-05-11 17:22) 

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