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2010年6月10日 [その他(雑感・私生活など)]

今日はまず告知です。学研さんより歴史群像アーカイブ第14巻『中東戦争』が発売されました。私が過去に『歴史群像』誌およびムック『中東戦争全史』に寄稿した記事も、以下の9本が収録されています。

   中東戦争【前編】
   中東戦争【後編】
   スエズ攻防戦
   米ソの中東戦略
   アラファト伝
   アリエル・シャロン
   イラク原子炉を破壊せよ
   レバノン内戦
   ガザ紛争

文庫の『中東戦争全史』は、2000年で記述が終わっていますが、いくつかの記事にはそれ以降の展開も記述しています。あと、新しくコラムを2本書きました(「諜報工作機関モサド」「ヒズボラvs.イスラエル」)。価格は本体1143円です。興味のある方は、ぜひ書店で内容をご覧になってください。

middleeast.jpg


さて、明日からいよいよサッカー・ワールドカップが開幕です。治安や建設工事の遅延など、いろいろ不安視されていた南アフリカですが、昨年同国を訪問した時、現地の人たちがみんな、本当にこのイベントを楽しみにしているのを肌で感じた(アフリカ大陸で初の開催というのも一因)ので、最後まで無事に、事件や事故もなく、盛り上がってほしいと祈っています。

capetown.JPG

上の写真はケープタウンを海から見たところ(昨年春の撮影)。右側で建設中なのが「グリーンポイントスタジアム」。

ヨハネスブルグ空港内にあるワールドカップ・オフィシャルグッズの店でTシャツを購入した時、「おれはマルティンというんだが、日本の名前をなにか付けてくれないか?」と頼んできた黒人の店員がいて、とりあえず「丸山」と命名してあげたら、しばらく「マルヤーマ、マルヤーマ」と一人で繰り返していたのを思い出しました。彼はけっこうヨーロッパのサッカー事情にも詳しいようでしたが、「マンチェスターでプレーしている日本人のプレイヤーがいたっけ?」と聞いていたので、海外の日本人選手の知名度もまだまだか、と思いました(マンUで活躍しているのは韓国のパク・チソン選手)。丸山は、元気にしているだろうか…。

試合のテレビ中継は、いつものように、日本人の実況と解説、という形式で行われるんだと思いますが、副音声でいくつかバージョンを用意して、実況・解説なしの現地音声のみのバージョン(臨場感を楽しみたい人向け)とか、スペイン語の超ハイテンション&巻き舌実況・解説バージョンとか、視聴者が選べるようにしてもらえると嬉しいですね。特に前者は、技術的にはさほど難しくはないと思います。後者は、好き嫌いが分かれるところだと思いますが、私はスペイン語ほど、サッカーというスポーツにマッチする言語は他にないのではないか、と思っています。例えば、こんな感じ。



これは中南米のクラブ・チャンピオンシップ「コパ・リベルタドーレス」2007年の試合ですが、意味は皆目わからなくても、言葉のリズム感とか響き、ゴール後の絶叫など、完全にピッチ上の選手やスタジアムと一体化したような錯覚すら覚えます。日本人の実況と解説は、ほとんど「画面を見ればわかる」ようなことしか喋っていないので、それだったら私は「スペイン語実況チャンネル」で観たい(特にアルゼンチンの試合)。1986年のメキシコ大会では、ディエゴ・マラドーナが伝説を作りましたが、あれから24年、若き天才リオネル・メッシは南アフリカで新たな伝説を生み出せるのか。開会式にはマンデラ氏も姿を見せられるとのことで、明日が楽しみです。

今回は、コロンビアが出場していないのが残念…。ククタもメデジンも、コロンビアのクラブチームです。




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コメント 2

ウルトラス

日本チーム、初戦で勝ちましたね! 正直、五分五分かそれ以下で攻撃のダイス振った感じでしたけど、見事「1」の目が出て、防御側退却、戦闘後前進で3VPゲット! 一次リーグ突破に向けて次戦に期待!
by ウルトラス (2010-06-15 02:29) 

Mas-Yamazaki

ウルトラスさま: コメントありがとうございます。日本代表は、私もあまり期待せずに見ていましたが、本田の1トップという、苦し紛れのギャンブルにも見える方策が、結果につながって良かったですね。カメルーン代表が全体的に不調だったのも幸運でした。

アルゼンチン代表も無難に1勝しましたが、なぜか画面の下にマラドーナ監督の姿がチラチラ入ってくるのが笑えました。目の前数メートルで、両チームの選手がボールの取り合いをしている場面を平然と見ているマラドーナ監督。スローインのボールをヒョイと足で掬って上げる仕草など見ていると、この人、自分も中に入りたくてウズウズしているのかな、と思いました。

メッシのプレーは、まだまだ序の口という感じですが、3人に囲まれても平気でずんずん突破する姿は、ZOC to ZOCの浸透移動で敵陣に切り込む装甲師団ユニットのようです。
by Mas-Yamazaki (2010-06-15 23:48) 

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