2010年9月23日 [その他（ウォーゲーム関係）]
季節が急に夏から秋へと変化した感じで、体調を崩しやすい気候になっているようです。皆様も、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
私の方は、先週末に歴史群像誌の次号記事「ヴェルサイユ条約」を仕上げた後、今週は再び、ハードカバーの独ソ戦本の執筆に没頭する日々です。文献をいろいろ調べて情報を抽出し、当時の状況を頭に思い描く時、なにをしたくなるかと言えば、言うまでもなく「関連テーマのシミュレーション・ゲーム」です。本が完成するまでは「お預け」状態ですが、『ベアズ・クロウ』のアイデアも思いついた点を書き記しているので、デザイン作業の再開が楽しみです。
左は言わずと知れた『グデーリアン装甲集団（パンツァーグルッペ・グデーリアン）』。このゲームの魅力は、やはり地図上の平原を「駆け抜けるよろこび」（C・BMW）ではないでしょうか。軽快な2シーターのオープントップのスポーツカー、いわゆる「ロードスター」で、見晴らしのいい高原の道路を疾駆するような感覚があります（ドイツ軍サイドだけですが・笑）。GMTの『バルバロッサ』シリーズは、エンジンパワーが強力で、クラッチミートなど多少の技術と経験があるドライバーでなければ、きちんと走らせることが難しい「（一昔前の）スーパーカー」という印象でしたが、『ベアズ・クロウ』は前者に近いコンセプトでデザインしています。
右は、米国WWW社から出版された後、ホビージャパン社からライセンス生産された『突撃レニングラード』。比較的地味な印象がありますが、レニングラード戦の史実を知れば知るほど、このゲームが「よく出来た作品」であることを再認識させられます。かく言う私も、オリジナル発売時から繰り返しプレイしていたのを、前に一度オークションで手放した後、最近になって買い直しました。こちらも新版の『ベアズ・クロウ』とテーマが部分的に被りますが、執筆が終わったらじっくり研究し直したいゲームの一つです。
両ゲームとも、けっこう古いゲームなのですが、しかし1941年の独ソ戦ゲームというのは「メジャー」テーマと言われている割には、特定のテーマと正面から向き合うような作戦級ゲームは、それほど多く発売されていないことに気づかされます。今回の執筆で、他にもゲームのアイデアはいくつか湧いてきたので、『モスクワ攻防戦』『ベアズ・クロウ』シリーズで作ることも考えています。
おまけ
赤ちゃんスイカは、結局ソフトボール大の大きさで、成長が止まってしまいました。現在、冷蔵庫でお休み中で、明日かあさってに切ってみる予定です。中がどうなっているのか、ちゃんと赤く甘くなっているのか、切るまでわかりません…。
私の方は、先週末に歴史群像誌の次号記事「ヴェルサイユ条約」を仕上げた後、今週は再び、ハードカバーの独ソ戦本の執筆に没頭する日々です。文献をいろいろ調べて情報を抽出し、当時の状況を頭に思い描く時、なにをしたくなるかと言えば、言うまでもなく「関連テーマのシミュレーション・ゲーム」です。本が完成するまでは「お預け」状態ですが、『ベアズ・クロウ』のアイデアも思いついた点を書き記しているので、デザイン作業の再開が楽しみです。
左は言わずと知れた『グデーリアン装甲集団（パンツァーグルッペ・グデーリアン）』。このゲームの魅力は、やはり地図上の平原を「駆け抜けるよろこび」（C・BMW）ではないでしょうか。軽快な2シーターのオープントップのスポーツカー、いわゆる「ロードスター」で、見晴らしのいい高原の道路を疾駆するような感覚があります（ドイツ軍サイドだけですが・笑）。GMTの『バルバロッサ』シリーズは、エンジンパワーが強力で、クラッチミートなど多少の技術と経験があるドライバーでなければ、きちんと走らせることが難しい「（一昔前の）スーパーカー」という印象でしたが、『ベアズ・クロウ』は前者に近いコンセプトでデザインしています。
右は、米国WWW社から出版された後、ホビージャパン社からライセンス生産された『突撃レニングラード』。比較的地味な印象がありますが、レニングラード戦の史実を知れば知るほど、このゲームが「よく出来た作品」であることを再認識させられます。かく言う私も、オリジナル発売時から繰り返しプレイしていたのを、前に一度オークションで手放した後、最近になって買い直しました。こちらも新版の『ベアズ・クロウ』とテーマが部分的に被りますが、執筆が終わったらじっくり研究し直したいゲームの一つです。
両ゲームとも、けっこう古いゲームなのですが、しかし1941年の独ソ戦ゲームというのは「メジャー」テーマと言われている割には、特定のテーマと正面から向き合うような作戦級ゲームは、それほど多く発売されていないことに気づかされます。今回の執筆で、他にもゲームのアイデアはいくつか湧いてきたので、『モスクワ攻防戦』『ベアズ・クロウ』シリーズで作ることも考えています。
おまけ
赤ちゃんスイカは、結局ソフトボール大の大きさで、成長が止まってしまいました。現在、冷蔵庫でお休み中で、明日かあさってに切ってみる予定です。中がどうなっているのか、ちゃんと赤く甘くなっているのか、切るまでわかりません…。
2010-09-23 23:58
nice!(0)
コメント(6)
はじめまして。
毎回、楽しく拝見させて頂いています。
私のような半分コレクターの中年ゲーマーには刺激になる話題ばかりです。
これからも貴重なお話をお願いします。
ところで、先日、ウィキやグーグルアースで遊んでいたら下記のURLにたどり着きました。
http://www.tiger-apotheke.de/
御年８８歳でまだご健在のようです。
われわれとは鍛え方が違うのでしょうか。
敬老の日も過ぎましたし、これからも長生きしていただきたいものです。
by 茨城の材木屋 (2010-09-24 18:33)
毎回楽しみにしております。成長の止まったスイカは漬け物にされる方がよろしいかと思います。
by 復帰組 (2010-09-27 13:18)
PGGと突撃レニングラード、どちらもいいゲームですね。私もお気に入りです。残念ながら、後者は日本での人気が今ひとつのようで、今からまたレトロスペクティブで日本版を出すのは難しいかもしれませんが。ZOCの強弱でユニットの性質の違いを再現する、シンプルで洗練された手法は、同システムの別ゲームが欲しくなりますね。
by 古参兵 (2010-09-29 01:03)
茨城の材木屋さま： コメントありがとうございます。ティーガー・アポテケ！ オットー・カリウスさんの薬局、今でもあるとは知りませんでした。まだご健在ということは、薬買いに行ったらお会いできるかも？ 今年88歳ということは、独ソ戦勃発時は19歳…にしては、当時の写真の顔は少々老けているような気もします（失礼）。今後のご健勝をお祈りします。
by Mas-Yamazaki (2010-09-30 23:43)
復帰組さま： コメントありがとうございます。中が全部白いままだったら、漬物にしようかと思いましたが、幸い今回のはちゃんと赤く甘くなっておりました。スイカの漬物は、意外とさっぱりしていて美味しいですね。
by Mas-Yamazaki (2010-09-30 23:45)
古参兵さま： コメントありがとうございます。ご指摘のとおり、「突撃レニングラード」の日本版というのは、営業的に厳しいと思うので、出版の予定はありません。ただ、中学生だった当時は理解できなかった制約とかフラストレーションが、今ならそれが「歴史的要素」として理解できるように思えます。
あの洗練されたシステムは、確かに別のテーマにも流用可能だと思います。仕事が一段落したら、研究してみます。
by Mas-Yamazaki (2010-09-30 23:49)