SSブログ

2010年12月27日 [その他(雑感・私生活など)]

単行本 『宿命のバルバロッサ作戦』 の地図制作も、いよいよ大詰めとなりました。今回も、情報をたくさん盛り込んだ各種地図を50点収録します。過去に日本では一度も紹介されたことがないと思われる内容の戦況図もありますので、興味のある方はぜひご期待ください。

さて、最近仕事の休憩時間にテレビをつけると、たまたま兼高かおるさんが出演されている番組の時間とチャンネルに重なるという偶然が、何度もありました。もしかしたら、たくさんの番組に出ておられるのかな、という気もしますが、話の内容がおもしろいので、ついつい見入ってしまいます。



兼高かおるさんは、私が生まれる前にスタートした 『兼高かおる世界の旅』 という、有名な海外紀行番組に出演されていたそうです。ただ、私自身は、この方のお名前だけは知っていたものの、リアルタイムでこの番組を観たという記憶がありません。しかし、大人になった今、この方の足跡をいろいろと調べてみると、感嘆と共に、深い尊敬の念を抱かずにはいられなくなりました。

NTTグループ公式ホームページ インタビュー 兼高かおる
http://www.ntt.co.jp/365/book_data/book_vol19/01-first/index.html

現代のように、気軽に海外旅行へ出られるわけではなかった時代、凛とした立ち居振舞いで未知の世界へと乗り込み、異文化との接触(コンタクト)を悠然と楽しみながら、一つの番組を30年以上も続けてこられたというのは、やはり偉大な業績だと思います(受賞歴の羅列もすごい)。しかも、トーク番組で披露される会話の内容が非常に面白い。若い頃から上品な語り口をされているようですが、結構ウィットの効いたドライな切り返しもあり、取材先ですぐに現地の有力者と打ち解けて、取材の許可や便宜を図ってもらえたという話にも納得できます。

淡路島に「兼高かおる旅の資料館」というのがあるそうなので、来年春以降に一度行ってみようかと考え中。吹田の民博(国立民族学博物館)にも久しぶりに行きたいですが、あそこは数日かけて観ないとコレクションを堪能できないので、これも来年春以降にお預けです。

minpaku.jpg

画像は公式ホームページより。




ちなみに、私が小学生の頃に毎週楽しみにしていた番組は、この辺りです(もちろん、「こういう系統」ばかり観ていたわけではなく、戦隊ものやアニメなどの子供向けの番組にも熱中していました・笑)。今にして思えば、現在の仕事と多少は関連があるのかな、という気もしますが…。特に 『知られざる世界』 は印象が強くて、ケネディ暗殺事件の検証をした回での佐藤慶のナレーションが、今でも耳に残っています。


知られざる世界



すばらしい世界旅行



驚異の世界



野生の王国


いつの頃からか、民放のテレビ番組は海外のドキュメント物も含めて、どれも「お笑い風味」で味付けしたものばかりになってしまったようです。そのことの是非はここでは判断しませんが、上のYouTubeのコメント欄を見ると、その通り、と頷ける意見が多いのも事実。私の子供時代に、これらの素晴らしい番組を作って下さったテレビ局および制作会社スタッフに感謝します。
nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

庭猟師

こんにちは。

私は「兼高かおる世界の旅」をライブで観ていました。兼高さんの語り口が基本ウィットに富み時にドライ、というのは同感です。上品だけどヤワでないというか非常にたくましい方だと思いましたね。そんな彼女に芥川さんの包容力ある受け答えがかみ合った、いろんな意味ですばらしい番組だったと思います。

80年台、テレビ番組が軒並みバラエティ志向を強めるなか、コレは信用できる! と若造なりに選別していたような気がします。番組が終了する頃「もっと早く生まれていたら、もっと前から観られていたのに」と思ったのを覚えています。

日曜日の夜10時から「知られざる世界」を観て、そのあとアメリカのTVドラマシリーズ~「ジョン&パンチ」などなど~を観るというのもお決まりのスケジュールでした。日曜の10時前はすべての用を済ませて、みかんとかお茶とかを全部用意してテレビの前にスタンバイした者です。番組内容まではよく覚えていないのですが関東自動車工業のコマーシャルが印象に残ってます。

「野生の王国」も懐かしいですね。
by 庭猟師 (2010-12-28 06:58) 

Mas-Yamazaki

庭猟師さま: コメントありがとうございます。『兼高かおる世界の旅』を、リアルタイムで観られていたとのこと、うらやましいです。『白バイ野郎ジョン&パンチ』は、私も毎週楽しみにしていました。『知られざる世界』が重いテーマの時でも、このドラマを観ると気持ちが晴れました(笑)。エリック・エストラーダがカッコ良かったですね。

『野生の王国』は、淡々とした感じで番組が進んでいくのが、視聴者としては心地よかったと思います。あれこれと作為的な演出を凝らすよりも、作り手が視聴者の印象に干渉しない作り方の方が、かえって視聴者の心に長く残る番組になるのでは、という気がします。
by Mas-Yamazaki (2010-12-31 23:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

2010年12月22日2010年12月31日 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。