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2010年12月31日 [その他(雑感・私生活など)]

いよいよ2010年もあと30分ほどで終わりです。私にとっては、今年は仕事や趣味以外のことに多くの時間を費やすことが多かったのですが、いろんな意味で良い社会勉強になったと思います。

フリーランスの仕事は、出版社や印刷所とのやりとり、友人や親戚との交流などを除けば、ふだんの生活ではカプセルにこもるような形で業務に没頭する日々が続きますが、自治会の仕事では本当に多くの人と出会い、いろいろ相談に乗っていただき、楽しい経験を積むことができました。仕事・自治会・交友関係など、各方面でお世話になった皆様方、本当にありがとうございました。

さて、年末はいつもフジテレビジョンのF1総集編という番組を楽しみにしていたのですが、今年は遂に、地上波での放送が無くなってしまいました。H社とT社という大手自動車メーカーが撤退し、タイヤ供給を担ったBS社も今年で撤退ということで、おそらくスポンサーを見つけられなかったのだろうと想像します。最盛期には、5時間近くに達したこともある番組でしたが、近年は2時間を切る程度にまで短縮され、やがてこういう日が来るだろうとは思っていました。

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ということで、個人的に思い入れのある2010年シーズンは、初めて 『F1総集編』 の公式DVDを購入して昨晩と今日の昼に続けて鑑賞し(トータルで5時間超)、年末気分に浸っていました。歴史上の出来事もそうですが、個別の事件を詳しく研究する面白さとは別に、個々の事件を長いスパンでの通史として見直すと、それまで見えなかったものが見えることがあります。このFIA公認の公式DVDは、編集が非常に上手く、またレース中のドライバーとピット(チーム指導部)の無線のやりとりなども丁寧に再録していて、非常に内容が充実していたと思います。最低限のナレーションは入っていますが、余計な演出や音楽などはほとんど入っておらず、「素材の良さを最大限に引き出す」スタイルに徹している姿勢に、好感が持てました。

また、個々のレースで発生した「事件」の詳細や背景、その後の関係者の説明コメントなども手際よくまとめられていて、ドライバーやチーム監督などの間に渦巻く複雑な人間ドラマを垣間見ることができるようになっています。さらに、各種のインタビューや過去のチャンピオンが一堂に会したイベントの模様(マリオ・アンドレッティやジョディ・シェクター、ナイジェル・マンセルなどの貫禄満点のおじさんたちの前では、現役最年長の王者である皇帝シューマッハも若造に見えます)、高画質のオンボード映像(スパでフェッテルとバトンが衝突する前の完全1ラップの映像など)などの特典も、それぞれ見応えのある充実した内容でした。

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最終的に今年のチャンピオンになったのは、まだ23歳のドイツ人セバスチャン・フェッテル君。鈴鹿のパドックでは、いつもニコニコして皆に愛されている明るい子供のような雰囲気でしたが、シーズン最後の2戦で優勝して大逆転という劇的な幕切れで、初めての王冠を手にしました。今年は、順位ごとの獲得ポイントに大きな見直しがなされ、1位と2位のポイント差が大きくなり、また1位の獲得ポイントも昔の10点から25点へと変更されたため、レースごとの順位の変動が大きくなって、シーズン終盤まで4人が王座を争うという、近年希に見る面白いシーズンとなりました。やはり、ゲームでも勝利ポイントの配分というのは、エンタテイメントとしての面白さに及ぼす影響が大きく、設定には細心の注意が必要だと、改めて認識した次第です。

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名張市は、今日だけで30センチ近い積雪となりましたが、今夜から明日にかけては各地で引き続き、荒れた天気が続くそうです。皆様も、道路の凍結や強風などに気をつけて、よい新年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。

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