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2011年1月27日 [その他(ウォーゲーム関係)]

ハードカバー単行本 『宿命の「バルバロッサ作戦」』 の再校(二度目の著者校正)と歴史群像次号記事 「現代中国の国境紛争史」の執筆も無事に完了し、久しぶりに緊張感から解放された日々を過ごしています。昨日は、近所でうろうろと買い物に出たり、溜まっていた未読の雑誌を読んだりしていましたが、今日はネットでゲーム関係の情報を閲覧していたところ、非常に興味を惹かれるアイテムを見つけました。

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(画像はGMT社の公式ホームページより)

GMT社で製作中の 『モスクワへの道』。ヴァンス・ヴァン・ボリース氏の「ローズ・トゥ」シリーズの二作目で、前作の 『レニングラードへの道』 をちょうど石田さんが自宅でプレイされていて、今週土曜に後者を対戦してみる予定でしたが、事情により延期となってしまいました。 『レニングラードへの道』 は、ソリツィとスタラヤ・ルッサでのソ連軍の反撃がテーマでしたが、 『モスクワへの道』 はムツェンスクとモジャイスク(ボロディノ)でのソ連軍の抵抗と反撃を扱っているようです。

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ゲームの規模は、1ヘクスが1.4km、1ユニットが大隊/中隊、1ターンが半日という、本格的な作戦戦術級のようで、ムツェンスクの戦いを正面から作戦戦術級でゲーム化したのは、おそらく初めてだろうと思います(ボロディノの方は、ジャック・レディのデザインでGDW社から出た 『スタンド・アンド・ダイ』 というゲームがありました)。グデーリアン上級大将率いるドイツ軍第2装甲集団の先陣を担う第4装甲師団に対し、カトゥコフ大佐率いる第4戦車旅団(スターリングラード・トラクター工場製のT34とKVを装備)や第11戦車旅団などのソ連赤軍部隊が、オリョール北東のムツェンスク附近で反撃と遅滞作戦を実施しましたが、この戦いはソ連側が戦車戦術面の優位でドイツ軍に勝利した、独ソ戦で初めての戦いでもありました。

発売はまだだいぶ先のようですが、非常に楽しみな一作です。ちなみに「ソリツィの戦いって?」「ムツェンスクの戦いとは?」と思われた方は、ぜひ2月下旬発売予定の 『宿命の「バルバロッサ作戦」』 をご覧になってください。戦略級から作戦戦術級まで、バルバロッサ作戦ゲームをプレイする際の参考図書に最適な本に仕上がっているかと思います。ちなみに、下の画像はシックス・アングルズ第11号 『モスクワ攻防戦』 マップ上のドイツ第4装甲師団とソ連第4+第11戦車旅団。こちらの割引販売ももうじき始まります(直販のご予約は1月31日まで受け付けています)ので、興味のある方はどうぞ。

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