2011年2月1日

先日お知らせしました通り、シックス・アングルズ第11、第12、第13号の割引販売が、本日よりスタートしました。600部印刷した第13号は、現時点で残り50部となっています（800部印刷の第11号と第12号は、まだ多少余裕があります）。

また、2003年に出版しましたシックス・アングルズ第8号 『ハリコフ 1941-43』 が、おかげさまで完売いたしました。重版の予定はありませんので、市場の流通在庫のみとなります。

次号（第14号 『ベアズ・クロウ』）からは、価格を4000円代に下げるつもりです（レトロスペクティブ第7弾の『ウエストウォール』は別です）が、本体5800円という価格では、私のオリジナル・ゲームだと正価で500～600部くらいというのが「市場の評価」ということになりそうです。ちなみに、第10号は1000部、第9号は1300部を印刷しましたが、いくつかのブログなどで好意的に評価していただいた『パウルス第6軍』の第10号（既に完売）は、昨年3月の割引販売開始の時点で860部が売れていたので、ゲームの評判が売上げに影響する面も無視できないと思います。

さて、執筆の仕事が一段落し、自治会関係の用事もたまたま減ったこともあり、半年以上も停止を余儀なくされていた 『ウエストウォール』 の製作作業を、先週後半から再開しています。石田さんに加えてＫＭＴさんにも最終的な確認テストを手伝っていただけるようなので、順調かつ効率的に作業が進めば、早ければ5月くらいには皆さんのお手元に届けられるか、と思います。

【おまけ】
サッカー・アジア杯の決勝戦は、全体的には単調な試合運びだったとはいえ、あの美しいボレーシュートだけでも夜更かしした甲斐があったと思わせる試合でしたが、あの時の不可思議な選手交代（交代準備をした岩政に対し、選手側がなぜか×サインを出していた）について、興味深いブログ記事を見つけました。今野選手もどこかのテレビ番組に出演して同じ主旨の発言をしていたので、これが事実だろうと思います。現在の日本代表チームは、監督と選手の距離感が非常に良い感じであるように見え、今後の発展に期待が持てると思います。

サッカー決勝の交替マジックは監督と選手達の合作

コメント 2

こんにちは、いつも山崎さんの出版物を楽しみにさせていただいております。

今後定価を下げられると言うことですが、うれしい反面心配にもなります。
古角さんも仰っていましたが、
「このホビーにおいて、価格を下げても倍売れることは無い」
確かに購買数が、このホビーに関してはもうこれ以上は増えることは無いと思いますし、
多分、山崎さんの言っておられる、６００が日本における購入数の殆どすべてではないでしょうか？

私も今まではコレクターとして購入しておりましたが、
近頃はミドルに所属いたしましたので、ゲーマーとして気に入った物を複数購入するようになりました。

私も今回はゲームをする為に追加で購入しましたが、
追加での購入数が増えるのは、ほぼ同じ動機での購入が多いと思います。
そのためお安くなるのは確かに大変ありがたいことですし、
山崎さんの購入者に対する好意は大変うれしく思いますが、
これだけの時間と労力を使い、集めた資料の価値を考えましても、現在の価格でもかまわないと思います。
私はこのホビーに関しては本と同じくらいの価値があると考えております。

これからも購入は続けさせていただきますし、良いものは後世に伝えていきたいと思います。
これからも上質な作品をよろしくお願いします。


by ハセ (2011-02-06 13:22) 

ハセさま：　コメントならびに暖かいお言葉ありがとうございます。そう言っていただけるユーザーの方に恵まれて、自分は幸せだと思います。

「価格を半分にしても、倍売れることはない」というのは、私もその通りだと思います。ただ、買うか買うまいか、迷っているところで、金額がネックになって購入を見送る、という方も、中にはおられるかと思いますし、それならば発売から2年程度が経過した時点で、私の書庫で寝かしている在庫を安くして放出するというのも、方策として悪くはないか、とも思っています。もちろん、この行動によって自分の作ったものの「価値」を下げる、という風には、自分では思っていません。

私は、自分でシックス・アングルズの製品を作る時でも、本や雑誌の原稿を書く時でも、自分が客だったらこの内容で満足できるか、という視点で常にチェックするよう心掛けています。今後も、自分なりにベストを尽くしていろいろな仕事をしていくつもりですので、見守っていただければ幸いです。
by Mas-Yamazaki (2011-02-08 00:05)