2017年11月4日 [その他(雑感・私生活など)]
今年も残すところあと二か月となりました。前回の更新のあと、告知しようと思って忘れてしまいましたが、10月12日に大阪・谷町六丁目の隆祥館書店で、内田樹さんの新刊『街場の天皇論』の刊行記念トークイベントがあり、私も一緒に登壇させていただきました。
イベントでは『街場の天皇論』の内容に関連して、昨年テレビで国民に向けて行われた天皇の「おことば」をどう捉えるか、立憲主義と天皇の地位をどう両立させるか、皇太子と雅子さんの今後の境遇は、など、幅広い話題で盛り上がりました。こうした話題で意見を述べる機会はなかなか無いので、とても貴重でありがたい機会でした。
また、10月22日には衆議院議員総選挙が行われましたが、三年前の2014年に続き、今回も津田大介さんの「ポリタス」に、今回の選挙で何を基準に投票すべきか、という内容の原稿を寄稿しました。
日本社会が「ウソの氾濫」を許すか否かを問う選挙
選挙の結果はご存知の通りですが、今の政治状況を単純な「点」で捉えるのでなく、五年前、三年前、一年前、そして現在という「線」で捉え、今後の社会がどこへ向かうのかを予想する、いわば「歴史感覚」を研ぎ澄ませて、情勢を見渡す必要があるように思います。
出版関係では、『歴史群像』誌(学研)の12月号が発売されました。
今回の私の担当記事は「オーストラリアの第二次大戦」で、国の成り立ちから第二次大戦までの歩み、ヨーロッパ地中海戦域(ギリシャ、エジプト、シリア等)と太平洋戦域(マラヤ、シンガポール、ニューギニア、本国の防衛等)での各部隊の足跡を俯瞰的に解説しています。
また、『歴史群像』(学研)に寄稿した記事(掲載から一年以上経過)を、電子書籍化して出版する事業を再開しました。これに伴い、価格も元に戻しました(期間限定で、一冊100円で販売していました)。とりあえず第70巻までタイトルが確定済みで、順次刊行します。今回刊行したのは、以下の三冊です。
第65巻『クリミア併合 2014』
金色の丸いものは、ロシアがクリミア半島とセヴァストポリの併合を記念して2014年に発行した記念コイン(10ルーブル)です。
第66巻『シンガポールの第二次大戦』
日本人の旅行者も多いシンガポールですが、街角のあちこちには、日本軍占領時代の虐殺や非人道的行為について記した記念碑があります。シンガポール旅行の前にぜひご一読を。
第67巻『ドイツ空軍の第二次大戦』
第一次大戦後の組織の成り立ちから第二次大戦までの歩み、北欧・東欧・西欧・地中海の各戦域での各部隊の足跡を俯瞰的に解説しています。文量が結構多いです(標準の約2.5倍)。
【おまけ】
大阪でのイベントの翌日、何十年ぶりかで大阪城とその周辺の博物館を見学しました。
天守閣からの眺め。この写真に写っている、通天閣とPLの塔を見つけられたら、大阪人検定一級認定です。
大阪第四師団司令部の建物は、改装されて商業施設になりました。行った日はオープンの数日前で、内部は観られず。
天守閣北東の角にある、石垣のずれ。太平洋戦争期の大阪大空襲の衝撃で生じたものです。
天守閣の少し北にある石垣。この弾痕も、太平洋戦争期に米軍の機銃掃射を受けて生じたもの。
イベントでは『街場の天皇論』の内容に関連して、昨年テレビで国民に向けて行われた天皇の「おことば」をどう捉えるか、立憲主義と天皇の地位をどう両立させるか、皇太子と雅子さんの今後の境遇は、など、幅広い話題で盛り上がりました。こうした話題で意見を述べる機会はなかなか無いので、とても貴重でありがたい機会でした。
また、10月22日には衆議院議員総選挙が行われましたが、三年前の2014年に続き、今回も津田大介さんの「ポリタス」に、今回の選挙で何を基準に投票すべきか、という内容の原稿を寄稿しました。
日本社会が「ウソの氾濫」を許すか否かを問う選挙
選挙の結果はご存知の通りですが、今の政治状況を単純な「点」で捉えるのでなく、五年前、三年前、一年前、そして現在という「線」で捉え、今後の社会がどこへ向かうのかを予想する、いわば「歴史感覚」を研ぎ澄ませて、情勢を見渡す必要があるように思います。
出版関係では、『歴史群像』誌(学研)の12月号が発売されました。
今回の私の担当記事は「オーストラリアの第二次大戦」で、国の成り立ちから第二次大戦までの歩み、ヨーロッパ地中海戦域(ギリシャ、エジプト、シリア等)と太平洋戦域(マラヤ、シンガポール、ニューギニア、本国の防衛等)での各部隊の足跡を俯瞰的に解説しています。
また、『歴史群像』(学研)に寄稿した記事(掲載から一年以上経過)を、電子書籍化して出版する事業を再開しました。これに伴い、価格も元に戻しました(期間限定で、一冊100円で販売していました)。とりあえず第70巻までタイトルが確定済みで、順次刊行します。今回刊行したのは、以下の三冊です。
第65巻『クリミア併合 2014』
金色の丸いものは、ロシアがクリミア半島とセヴァストポリの併合を記念して2014年に発行した記念コイン(10ルーブル)です。
第66巻『シンガポールの第二次大戦』
日本人の旅行者も多いシンガポールですが、街角のあちこちには、日本軍占領時代の虐殺や非人道的行為について記した記念碑があります。シンガポール旅行の前にぜひご一読を。
第67巻『ドイツ空軍の第二次大戦』
第一次大戦後の組織の成り立ちから第二次大戦までの歩み、北欧・東欧・西欧・地中海の各戦域での各部隊の足跡を俯瞰的に解説しています。文量が結構多いです(標準の約2.5倍)。
【おまけ】
大阪でのイベントの翌日、何十年ぶりかで大阪城とその周辺の博物館を見学しました。
天守閣からの眺め。この写真に写っている、通天閣とPLの塔を見つけられたら、大阪人検定一級認定です。
大阪第四師団司令部の建物は、改装されて商業施設になりました。行った日はオープンの数日前で、内部は観られず。
天守閣北東の角にある、石垣のずれ。太平洋戦争期の大阪大空襲の衝撃で生じたものです。
天守閣の少し北にある石垣。この弾痕も、太平洋戦争期に米軍の機銃掃射を受けて生じたもの。
2017-11-04 21:02
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